表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
一切の感情をなくしたメアリー。その後冷酷な兄に溺愛されて、王子に求愛される。  作者: 猫又 マロ
竜の国

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

24/26

蠢く思惑

結婚式に向けて、忙しいけれど変わらずな

シャーリーとランデル殿下。しかし、不吉なあの夢を見てしまう。


第2章 第11話 始まります。


ランデル殿下との、婚約パーティーは

それはそれは、豪華に開かれて

とても夢のようなパーティーだった。

オズワールドお兄様や、お父様、お母様

ワグナーお兄様の家族達も来てくれて

素敵な婚約パーティーに。

あれからもう結婚式の準備で忙しくなり始めた。


「あっという間に、結婚式。」


「シャーリー疲れてない?」


「ううん。ただ、何だか実感がないだけ。」


寝室のベッドでランデル殿下の胸に顔を寄せて

彼の温もりを感じながら話をするのが

一番好きになったシャーリー。

いつの間にか、ランデル殿下の胸の中で

寝てしまうこともあるくらい、安心できる場所。


「ランデル様。」


「シャーリー?」


「幸せです…。」


「私もだ。おやすみシャーリー。」


スースーと寝息が聞こえる

シャーリーの髪を触ると、微笑む彼女の顔が

愛おしい程に可愛すぎて、ランデル殿下も

彼女を抱きしめて眠る日々が、何よりの幸福だと

感じるほど幸せな時間をお互いに、

幸せを噛み締めていた。


ー辺境の地ー


「グラン様。」


「どうだった?」


「滞りなく、結婚式の準備は。」


「そうか。クックック。」


「さあ、シャーリー、ランデル。

もう少しだ、もう少しで、シャーリーをこの手に!

(アイツ)の幸せも終わりだ。ハハッ!」


グランの憎悪が顔に滲み出すほどの

怒りと憎しみが蠢いて不穏な動きだそうとしていた。


結婚式まで後、3日となって

純白のドレスも後は、修正箇所を直すだけと

なるほど素晴らしいできに

シャーリーはランデル殿下が喜ぶ顔を

想像していると突然シャーリーが突然頭を押さえ


「あ、頭が…。」


「シャーリー様?」


「ううっ…。」


バタッとシャーリーが衣装室で倒れて

ミミがシャーリーを抱き抱えて寝室に

運び、ランデル殿下と医師を呼んだ。


「シャーリーの容態は?」


「今、医師の診察しております。」


「急にどうしたんだ。」


「分かりません、突然シャーリー様が

頭が痛いと仰って倒れられられて。」


寝室の扉を開けるとシャーリーが

うなされてる声に、ランデル殿下が

ベッドまで駆け寄りシャーリーの手を

握りながら、ランデル殿下が名を呼んだ。


「シャーリー?私だ。分かるか?」


「ぁ…だ、駄目…嫌…。」


首を激しく振りながら苦痛な表情のシャーリーに

ランデル殿下が、医師に怒鳴った。


「どうなってるんだ!」


「ランデル殿下、診察した所、異常はないのです。」


ー夢の中ー


『お前は、ランデルが死ねば、シャーリーは

我が妻に!フ、フハハハッ!』


(誰?ランデル様を、止めて、やめてっ!)


目の前には、血溜まりで倒れるランデル殿下に

あの時見た、ワグナーお兄様の夢と同じで

シャーリーは恐怖と絶望に泣き叫ぶ夢を見て

飛び起きた。


「いやっ!!!ランデル様!」


「シャーリー?」


シャーリーの額から冷や汗が大量に流れ落ちると

息が上がって、周りを見渡し隣に居た

ランデル殿下の顔を見ながら

ペタペタと顔を触って生きてることに

安堵した表情でシャーリーが


「よかった…。い、生きてる…。」


彼の胸にドサッと体が崩れるように

持たれると体が震えてる

シャーリーを抱きしめながら

ランデル殿下が、彼女の異変に気付いた。


「皆、下がれ。」


ただなる空気に、全員部屋から出ると

防音結界、部屋の扉も結界で開かないように

魔法をかけるとシャーリーに


「シャーリー?夢見の力を見たんだな。」


小さく頷くシャーリー。


「話せる?」


「ランデル様が、血まみれで…。

あの時のワグナーお兄様みたいに血が、血が…。」


泣き出すシャーリーの体をきつく抱き寄せて

頭を優しく撫でながらシャーリーに


「大丈夫。警備も、君の安全も

私の安全も絶対に何もないから。」


「でも…。」


「私が守ると、誓った。嘘は言わないだろ?」


ランデル殿下の胸に顔を寄せて頷くシャーリー。


「本当に、死なない?」


「私は、絶対に死なないよ。

君を置いて絶対に死にはしない。」


「約束して。」


「ああ、誓おう。」


ランデル殿下の誓いの口付けをされて

少し笑顔を滲ませる彼女の髪を優しくかきあげて


「シャーリー、汗が酷いから風邪をひいてしまう。もう少し落ち着いたら、湯浴みをしなくては。」


「うん。」


(こんなに、必死にしがみつくシャーリーを

見たことがない。前に魔道士に聞いたことがある。夢見の力は必ず、忘れた頃に現実として

起こりゆる夢なんだと。)


シャーリーが落ち着いて、湯浴みに入ると

ランデル殿下が険しい顔になり


「緊急で、招集をかけろ。」


「御意にて、我が主。」


結婚式の警備配置を強化し、シャーリーが

安心して式に出れるように万全には万全をと

騎士や従者の配置を見直しをするようにと

ランデル殿下から指示があり

襲撃されようがない、結婚式が勧められた。



ー結婚式当日ー


「シャーリー様、とても美しいです。」


ミミが歓喜余る声で

シャーリーの綺麗な花嫁姿に涙する。


「メイド達やドレスを制作してくれた人達のおかげだよ。」


照れ笑いするシャーリーにメイド達からは

惚れ惚れしてしまう姿にため息が盛れた。


シャーリーのドレスは

体に密着するマーメイドドレス。

赤いダイヤの刺繍の薔薇。

彼の赤い瞳の色と私の家紋の薔薇をモチーフにして

派手すぎないように綺麗目のドレスに

首元から胸元がV時になっていて白い刺繍の

レースに髪は三つ編みからのサイドアップにして

髪には小さなキラキラ光るダイヤの粉が

光り輝き、お母様から貰ったバラのネックレスと

ピアスは大きな真珠のピアスの花嫁姿に

皆から祝福を受けて不安だったあの夢すら

忘れるほど、春の陽だまりの中チャペルに

向かいバージンロードをお父様と歩き

お父様は涙ぐみながら、彼に手を渡すと


「娘を幸せに。ランデル様、頼んだぞ。」


「はい。お義父様、必ず幸せにします。」


「シャーリー。」


祭壇を一緒にランデル殿下と階段を上って

神父様から祝福の言葉を述べられ


「汝、誓いの義を。」


「ランデル・ハントム・ノルウェースは

シャーリー・ロンドを妻とし

生涯を共に、愛することを誓います。」


「私、シャーリー・ロンドは

ランデル・ハントム・ノルウェースを夫し

生涯を共に、愛することを誓います。」


「それでは、誓のキスを。」


シャーリーが小さくしゃがんでランデル殿下が

ベールをそっと上げると眩いシャーリーを見た

ランデル殿下があまりの美しさに息を飲みながら


「シャーリー、とても、本当に綺麗だ。

今まで生きてきた中で、素晴らしく幸福な日だよ。

私の妻になってくれて、本当にありがとう。

ずっとずっと、シャーリーのことを幸せにする。」


「ランデル様と出逢えたことの奇跡。

私の悲しみを一緒に支えてくれた日々の中

ランデル様にはお辛いこともあったでしょうに

変わらない愛で私を愛してくれたことに

これからは、私がランデル様を支えたいです。

ランデル様の妻になれて、本当に幸せです。」


涙ぐみシャーリーの目を

ランデル殿下が指で優しく拭い

ソッと唇を重ねようとした瞬間


「全員、そこまでだ!」


チャペルがざわついた。

騎士や、従者、衛兵がザッと戦闘態勢に入る。

ランデル殿下が私を後ろに庇った。


「おっと、ランデル周りをよく見るんだな。」


変装魔法で来場客に変装した刺客が

来場客全員を人質にしてグランがニヤつきながら

バージンロードをカツンカツンと靴音を鳴らして

祭壇に向かって行くと、パチンと指を鳴らした。


従者や、騎士や衛兵が崩れるように動かなくなり

来場客も眠らされ、魔法や竜の力を封じて

ランデル殿下に拘束魔法をかけた。


「ランデル様!」


シャーリーが駆け寄るとランデル殿下が


「大丈夫。絶対にシャーリーを守るから。」


あの夢の記憶を思い出して

シャーリーは酷く取り乱し混乱しだした。


「いや、嫌だ、いやっ!!」


ランデル殿下に拘束された魔法を

どうにか、引き剥がそうとしたが拘束が解けない。

それでも止めないシャーリーの目の前に

グランが憎悪をむき出しにし

ランデル殿下を見下し睨んでいた。


バッと手を広げてランデル殿下を守ろうとする

シャーリーを神父が後ろから捕まえた。


「神父様!離してください!」


暴れるシャーリーに神父の顔がニヤつくと

シャーリーの首筋を舐めた。


「あー、久しぶりの君の甘い香り。」


神父が変装魔法を解くとグランの顔になって

シャーリーはゾッと寒気がした。


「さあ、お前に今から素敵な余興を見せようか。」


ランデル殿下の体を浮かせ魔法を使うと

宙に浮いてる彼を見てシャーリーが激しく抵抗する。


「活きがいい、花嫁姿のシャーリー。

ああ、とても、とても、そそられるよ。」


無理やりグランがシャーリーに口付けをして

嫌がる彼女の頭を押さえては

キスを繰り返す姿にランデル殿下が怒り狂い


「クソがああ!」


拘束魔法を無理やり外そうと力を出したが


「がっ!ああああああああっ!」


びちゃびちゃと、血が床に落ちて

ランデル殿下の体に傷が刻み込まれた。


「あー言い忘れてたよ。

お前か、無理やり力を使うと

その魔法や自分の魔力で

お前の体を壊す仕組みなんだよね。

まあ、そう焦らずとも、シャーリーと僕の

愛し合う姿をそこから、お前は見てるといいよ。」


「嫌!離して!」


ドレスに手をかけた瞬間ドーンっと

地鳴りが響くような禍々しい竜の力を解放した

ランデル殿下の目が赤い瞳が金色の瞳に変わり

瞳孔が細長くなって竜の力を使おうとした。


「やれやれ。せっかちな人だな。」


浮いた体を目の前に下ろすとグランが

どす黒い顔でランデル殿下を睨むと


「もう少し、お前の絶望して歪む表情を見たかったが、竜の力を解放されてはもともないからな。

プラン変更をする。」


グランの刺客の魔道士が四の陣を組むと

何かの魔法陣が開いて唱え始め

ランデル殿下も知らない魔法の陣だった。


「さあ、お前の死を。

魔の魔法よ、我が願いを聞き届けよ!」


黒い光が発動すると

シャーリーが体を起こして、走り出した。

グランが取り抑えようとしたが

赤い竜の魔力でグランの体が吹き飛び

衝撃でグランが気絶をしたが発動した

魔の魔法の陣は消えずシャーリーは

泣き叫びながら走り

ランデル殿下の元に駆け寄った。


「シャーリー、ごめん。」


笑う彼の姿が、あの時見た

ワグナーお兄様の顔に思えて


「もう、誰も失いたくない!!」


ランデル殿下の体を、竜の力で弾き飛ばすと

魔の魔法の陣に入った

シャーリーは、何かの魔法が付与された。

気絶したグランの魔力が消え

ランデル殿下の拘束魔法や

周りの捕縛魔法、結界魔法は、全てが消えた。


ランデル殿下が体を起こして周りを見ると

シャーリーが魔法の陣に横たわりピクリとも

動かない光景にランデル殿下がシャーリーの

名を叫んで駆け寄った。


「シャ、シャーリー!シャーリー!!」


「……。」


息をしてないシャーリーの体を抱きしめ

ランデル殿下の顔色が青くなった。

飛び込んできた他の従者にランデル殿下の怒号が響いた。


「今すぐ、医師を!早くしろ!」


急いで医師がシャーリーを見に来たが

部屋から出てきた医師の肩をランデル殿下が掴み


「シャーリーは?シャーリーは、どうなったんだ。」


「ランデル様…。た、大変、言いにくいのですが

残念ながら、シャーリー様の心の臓は止まっております。」


「な、何だと?」


部屋の扉を開けると、シャーリーの顔は

まだ生きて眠ってるような姿で死んだようには

見えない姿に、ランデル殿下が嘘だと呟きながら

眠る彼女のベットの傍まで駆け寄った。


「嘘だ…。ねぇ、シャーリー起きて?」


ランデル殿下が手を震わせながら

シャーリーの体を、顔を触り抱き寄せて

あまりの衝撃に泣けないランデル殿下の

悲痛な声に、メイド達のすすり泣く声が

眠る彼女の部屋に響いた。

シャーリーの両親、皇帝陛下、皇后陛下

オズワールドが部屋に飛び込んできたが

その光景に、メアリーは気絶してしまい

アルスが抱き抱えて部屋を後にした。


もう手の施しようは無いのかと思って

ランデル殿下の瞳から光が消えた。


「少し失礼するよ。」


「誰だ貴様は!」


従者が静止をしようとしたが

スッと手を払い除けて部屋に入った。


「はいはい。話は後にしてくれないかな?」


モスグリーン色の髪をした長身で魔法ローブに

身を包みランデル殿下たちの元に歩いて

2人が居るベットの傍に行くと


「ランデル殿下、少し彼女を診せてください。」


ランデル殿下は、満身創痍の中聞こえておらず

シャーリーを抱きしめたまま離さなかった。


「少し彼女の頭を触ります。」


フワッとシャーリーの頭に手をかざすと

緑の光がブワッと輝いて魔道士は目を瞑り

魔法をかけると、スッとその光が消え


「ランデル殿下、彼女の心の臓は動き出しましたよ。」


ドクンドクンとシャーリーの心の臓の鼓動の

波音が聞こえると、ハッとして正気に戻った

ランデル殿下が顔を上げた。


「まさか、あ、貴方様は…。」


ランデル殿下が驚きを隠せない

謎の魔法ローブに身を包んだ人物とは。

お話も佳境になってきました。


ストーリーに色々と練にねってるせいか

なかなか、まとまらずです(笑)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ