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一切の感情をなくしたメアリー。その後冷酷な兄に溺愛されて、王子に求愛される。  作者: 猫又 マロ
竜の番

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数多の星々

ランデルの国にシャーリーが住むようになったが

シャーリーの心の傷は果たして癒えるのか?


第2章 第6話 始まります。


ーノルウェース帝国 竜族の国ー


年中温暖な気候に恵まれて

南国のフルーツや、食の王国とも言われて

竜族が豊かに暮らしている国である。


6歳で番を探しに旅をして、自分と魔力が

似てる番を探して求婚の証に竜の印を

付けて始めて、竜族の男として1人前になる儀式である。


ー竜族の城ー


「殿下、お帰りなさいませ。」


「部屋の準備は?」


「はい。強固結界、竜の力の暴走制御魔法を施しました。」


「部屋には、私が呼ぶまで誰も通すな。」


「御意にて、我が主。」


部屋の扉が閉まるとシャーリーをベットに

寝かせて、指を鳴らすとシャーリーの汚れた

服や体が綺麗になって夜着に変わり

ランデル殿下は、湯浴みをし

湯浴みから部屋に戻ると上半身裸で

ベットに入りシャーリーを抱きしめたまま眠った。


「ワグナーお兄様…。」


時々、うわ言を言いながら涙を流すシャーリーを

抱きしめて、竜の姿にならないように

眠りながらランデルは自分の力をシャーリーに

送り込んでいた。


「いやあああ!!」


夕方目を覚ましたシャーリーが飛び起きて

両手を見て、血が血がと錯乱してワグナーを

探そうとしていた。


「ワグナーお兄様?お兄様は何処に?」


「シャーリー。ワグナー殿は、天界だ。」


「嘘、嘘よ。一緒に帰るって約束したの!」


竜の力が揺らぎだしてランデル殿下は

抱きしめながら、竜の力が暴発しないように

するしかなかった。


「私も、逝きたい!ワグナーお兄様が

居ない世界なんか嫌だ!嫌なの!わああああ!」


錯乱して泣き叫ぶしかできないシャーリーに


「我は嘘は言わないと、言ったよな。」


「彼は、彼の命をかけて国を守ったのは、

そなたに生きてほしいからではないのか?

彼の想いを簡単に壊していいのか?」


「分からない、分からないわ!」


ランデルの抱きしめる腕を振りほどこうと

暴れに暴れて、ランデルがシャーリーの唇に

口付けをした。


錯乱して泣き叫ぶのが数週間経つと

シャーリーも、状況が飲み込めたのか泣く事が

少なくなって来たが夜はずっと星空を見る日が

続いた。ランデル殿下がソッとシャーリーの

髪を触って


「久しぶりに、夜の散歩をしようか。」


シャーリーは黙ったままだったが

ランデル殿下がシャーリーを抱き抱えると

以前より更にシャーリーの体が軽くなっていて

早く心が癒える日が来るようにと、テラスの

指を鳴らして扉を開けると、

バサッと翼を広げて、夜の空を飛びながら

ランデルはシャーリーに話をした。


「ノルウェース国に我は生まれた。

生まれて6歳の頃に、生涯の伴侶

番を探しに我は、旅に出たが悪い人間に捕まり

今よりも力がなく、逃げないように

我の大切な翼を人間に、引き裂かれてしまい

命からがら森に逃げたんだ。

夢をその時に、見ていると、小さな人の子が

森に来て、私の羽を治し癒した。

小さな人の子に、助けられこの子を

生涯の伴侶、番として選んだのだ。それが君なんだよ。」


シャーリーは、昔見た夢だと思っていた

あの光景を思い出してランデルを見て驚いていた。


「その子に助けてもらえなかったら

世もこの数多(あまた)の星空のように

大切な我が家族達を、見守る星となっていただろう。

ワグナー殿は、オズワールド殿を助けようとして

魔物に深い傷を負ったそうだ。

彼はなんの悔いもない顔で大切友を

目の前で守れたことがよかったと。

そなたの父君も、オズワールド殿も

どれだけ悔しく悲しんだだろうか。

だが、前を見据えなければ、星となった

者達が悲しむと我は思う。

大切に思う気持ちが、この同じ夜空に輝く

数多の星々のように、我々の心にも

照らし、生きているのではないか?」


シャーリーはずっと、ずっとランデルの胸で

泣きじゃくって声が出ないほど泣いていた。


「シャーリー。泣くのは悪いことではない。

だが、彼の想いは君が泣いてばかりではなく

君の笑う笑顔が彼の弔いなるのではないだろうか?」


「…グズッ。」


シャーリーは輝く夜空の星々を見上げて

小さく彼の名前を呼んで


「いつか、笑って私は星空を見あげれますか?」


「必ずその日が来ると我は思うぞ。

今度は、我が傍でシャーリーを

君の心を支えさせてはくれまいか?」


(ワグナーお兄様に抱きしめられたことはない

温もりも知らない。目を閉じればまだ貴方が

生きていた日々が鮮明に覚えている。

悲しみや心の傷は簡単には消えないかも知れない。

けど、殿下の言われたように生きている命を

大切にしなければ、守るために星になった

ワグナーお兄様やその他騎士様に心配をかけるのは

もっと嫌だ。時間がかかっても、ワグナーお兄様が

大好きだったシャーリーに戻るように

ワグナーお兄様星空から見守っててください。)


「傍にいてくれますか?」


「そなたが望むならずっと傍に。」


ギュッと抱きしめられたその温もりは

夢を見ていた時のような、心が温まるそんな

安心する温もりにシャーリーは身を委ねて

彼の胸の中で、安心して

やっと、眠りにつけるのだった。


投稿速度が、遅くなりすみません。

スランプ気味でございます(_ _)


評価ポイントありがとうございます!

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