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一切の感情をなくしたメアリー。その後冷酷な兄に溺愛されて、王子に求愛される。  作者: 猫又 マロ
竜の番

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想いの壁

妹と言われて、ショックを受けるが

ランデル殿下の、マイペースな行動や

言葉の数々に調子が狂うシャーリー。

シャーリーの気持ちが揺れ動くのか?


第2章 第2話始まります。


ワグナーお兄様に医務室のベットに下ろされると


「今、メイド呼んでるから少しだけ待ってて。」


(今、聞いてもいいよね...。)


ゴクッと喉が鳴ると、行ってしまうワグナーを

シャーリーは、心の準備も何もしていないまま

突破に体が動いたシャーリーは

彼の制服の袖を摘んだ。


彼が振り向き俯いてるシャーリーの座ってる

ベット隣に腰を下ろすと、ベットが軋む音が

医務室に響いた。


「シャーリー?不安?」


シャーリーは、首を振って違うと答えた。

そうじゃないのに、いつも見たいに頭を

ソッと撫でてくる、ワグナーお兄様が好きだ。

メガネをかけていないのは

私の破れた制服を見ないようにしてくれてるの

かなって、勘違いしてしまう自分が恥ずかしい。


自分の心の臓の鼓動の音がうるさい程に。


「ワグナーお兄様。」


「んっ?」


私の目をのぞき込むように見つめている。


「もし...。もし、私がワグナーお兄様の事が

大好きだったって...。言ったらどうしますか?」


キュッとスカートを握りしめた手が震えていた。

シャーリーの手をソッとワグナーがのせると


「俺も好きだよ。シャーリーは、大事な妹だし。」


「妹…。そ…そうですよね。

わた、私もワグナーお兄様のこと本当の

お兄様みたいで、好きですって、意味で言ったんだけなので。」


愛想笑いで誤魔化すシャーリーの心の臓が

泣きそうな自分にグッと我慢も限界な

タイミングで、着替えを用意を持ってきた

メイドがノックをし着替え室まで走った。


「着替えてきます!」


(私なんか、一欠片の見込みすらないわよね…。)


「......。」


「で、いつから聞いてた。オズワールド。」


「何だよ。分かってたのかよ。」


「お前の殺気駄々漏れぐらい、分からん奴はいないだろ。」


「隙がない奴。で、何で妹って答えた?」


「妹の方が、あの子の為だ。」


「ふーん。じゃあ、お前1抜けなんだな。」


「好きに考えればいい。」


ワグナーが胸ポケットからメガネを取り出すと

カチャっとメガネを掛けて医務室の扉を閉めた。


「あの子の為か...。」


ワグナーはギュッと拳を握り教室に戻った。


「はい。これで、制服の方は

新しいので大丈夫でございます。」


新品のシャツに着替えると

ワグナーお兄様の言葉が頭から離れず

メイドに今日は体調不良で先に帰りたいと伝えて

カバンや教科書を取りに行ってもらい

屋敷に帰りベットで、泣いてると

コンコンと扉がノックされ

お母様が、私の様子を見に来てくれた。


「あらあら、泣いてる天使はだあれ?」


優しい手で頭を撫でてくれる

お母様の胸で子供みたいに

わんわん泣いてしまった。

竜族の転校生のこと

何故かフィアンセになったことや

好きな人に告白したけれど

妹って言われて悲しかったことなど

お母様に話したら、何も言わずに優しく

頭を撫でてくれた。

吐き出すだけ吐き出して

泣きたいだけ泣いたら

いつの間にかシャーリーは、眠ってしまった。


「あ、もう夜。眠ってしまってたわ。」


目が覚めると、すっかり夜になっていた。

次の日も、オズワールドお兄様

ワグナーお兄様は普通にいつもと変わらず

私を迎えに来てくれた。

ただ、「妹みたい」って言葉が頭から離れず

ワグナーお兄様の顔を見ると、胸が痛くなった。


ー2年教室ー


「おはよう、我が姫。」


「お、おはようございます。あの、姫呼びは嫌なんですが…。」


「そうか。なら、シャーリーと呼ぼう。

私の事もランデと、呼ぶがよい。」


「流石に…。」


(悪意は無いんだろうけど、愛称で呼び捨てで、呼べと?

淑女マナーの出来が悪いからってそれは無理だわ。

殿下のペースがどうにも、調子が狂うわ。)


「して、昨日は、何故泣いていた?」


「えっ?」


「我が番同士の(アカシ)があると

我にも感情がリンクするのだ。

そなたが、苦しめば私の胸も苦しい。」


淡々と話してくる殿下に本当に

彼の番、妃になるのかと思うと気持ちが病んだ。

まだ、ワグナーお兄様の事が好きなままなのに。


「ふむ。そなたには、想う人がいるのだな。」


「ちょっと!何でもかんでも

すぐ、口に出さないでください!」


「人の子は、大変なのだな。

そんなに、慌てることなのだろうか?」


考え込む殿下に肝が冷えたシャーリー。


(ワグナーお兄様に、殿下が口を滑らせて

何か言われたらもう本当に、立ち直れないかも。)


ーお昼ー


「さあ、我が国の美味い肉を食わせてやる。」


シャーリーの手を引っ張ると学園の庭園に

連れて行かれて、テーブルセッティングや

見たことのない、色とりどりの花が綺麗で

シャーリーは、その光景に息を飲んだ。


竜族のメイドや従者、コック長までが

私を温かく出迎えてくれた。


「シャーリー様のご要望にお答えしたく

本日は、短い時間でございますが

我が国の最高級品のラム肉のランチを

ご提供致します。楽しんでください。」


コック長が、説明をされて従者の人が

スッと椅子を引いてくれて、腰を下ろした。


「さあ、料理を。」


「畏まりました、殿下。」


スープから前菜、メインのラムの煮込みは

臭みもなくて初めて食べたお肉なのに

口の中で、溶けるくらい柔らかくてつい頬が緩んで


「殿下、すっごく美味しいです。」


「そうか。コック長も喜ぶ。

これからは、我が国の料理をそなたと

一緒に食事をしたいのだが、嫌か?」


急に言われてびっくりしたのと

ランデル殿下の真剣な顔で

シャーリーを見つめる、レッドルビーの瞳に

一瞬シャーリーの胸がドキッと音が鳴ったのだ。


「私でよければ…。」


こんな美味しいランチは食べたことがなかったし

これだけの手配をしてもらって

シャーリーには、断る勇気がなかったのだ。


「あの、お兄様達のランチは?」


「それなら、心配要らない。

ちゃんと、特別メニューとして食堂で

シャーリーと同じ物を提供している。」


明らかににこやかな、殿下の顔がなんだか

本当に調子が狂うなとデザートを食べてると


「その、デザートは

ダチョウの卵でプデングと言うデザートだ。

栄養価も高くて、丈夫な子が生まれるとも

言われている、珍味な卵だ。」


「んぐっ!」


むせた私の背中を優しく撫でてくれたり

殿下のストレートすぎる優しさや

びっくりする発言なことばかりで

どうしたらいいのか分からないまま

昼食を終え、学校が終わって部屋に戻って

ベットに寝転んで、ため息をついた。


(もう少ししたら、お兄様達が卒業して

その前にワグナーお兄様の誕生日か…。)


ワグナーの恋心を捨てきれない想いに

シャーリーは、その夜も想い悩むのでした。

ダチョウの卵は、珍味かどうか分からないので

言葉の表現として流してください。


私も昔、背伸びをしすぎてお兄さん的な人に

片思いしましたが、やはりシャーリーと同じ

「妹としてしか。」言われて泣いた思い出を

思い出しました。


作者の原動力は、皆様からの応援でございます。

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