漫才『桃太郎?』
ボケ ツッコミ『はいどうもー』
ボケ「最近ね、絵本を読むことにハマっててさ。ちょっと紹介したいんだよね」
ツッコミ「絵本ですかぁ、なかなか大人になってから絵本を読む機会なんて無いですからね。どんな絵本なんですか?」
ボケ「もゅもゅ太郎」
ツッコミ「なんて?」
ボケ「もゅもゅ太郎」
ツッコミ「いやどんな発音!?ベロ二枚あるんか?」
ボケ「」べー
ツッコミ「いやわざわざ見せなくていいから!、まあでも一応確認しときましょう.. はい、ちゃんと一枚ですね。一体どうやって発音しているか聊か疑問ではありますけどね。それはさておき、そのもゆもゆ太郎...?発音できないから桃太郎(仮)と呼ばせてもらいますけど作者はいったいどんな方なんですか?そんなむちゃくちゃな日本語使うの、通販サイトのレビューか量販店の偽物くらいしか見たことないですけど」
ボケ「作者は『遠藤天使』って方らしい」
ツッコミ「ペンネームですか、いいですよねペンネーム。作品つくるぞーって気合入りますもんね」
ボケ「僕も最初そう思っていたんだけど、ネットで調べたらどうやら本名らしい」
ツッコミ「いやまさかのキラキラネーム!? 本名『エンドウテンシ』さん!?」
ボケ「『エンドウエンジェル』さんだって」
ツッコミ「どっちでもいいわ!駄目だ、全然本題に入れない。もう前置きはいいからその桃太郎(仮)の内容教えてくれ」
ボケ「もゅもゅ太郎な(笑)」
ツッコミ「やかましいわ!さっさと話し進めろ!」
ボケ「えーでは始めさせていただきます」
ボケ「むかーし昔、あるところにおじいさんとおばあさんがいました。」
ツッコミ「よく見かける定番の出だしですね」
ボケ「おじいさんは川へ洗濯に、おばあさんは山へ芝刈りに行きました。」
ツッコミ「普通はおじいさんは山、おばあさんは川と相場が決まっているはずですけどね。作者のプライドが許さなかったんですかね。ここまでマネしておいて」
ボケ「おばあさんが川で洗濯していると、どんぶらこ~どんぶらこ~、と」
ツッコミ「いや相場通りおばあさんが川に来てるし!作者眠かったのか?ミスってるぞー!それで何が流れてきたんですか?」
ボケ「いいサイズのブドウが流れてきました。」
ツッコミ「桃じゃないんかい!ストーリー大丈夫か?時代的にはおかしいモノでもないけど!」
ボケ「それに喜んだおばあさんは流れてきたいいサイズのブドウを拾いそのまま家に持ち帰り、おじいさんの帰りを待ちました。」
ツッコミ「このままだと老夫婦がいいサイズのブドウ食べて終わるけど平気か?」
ボケ「家に帰ってきたおじいさんと一緒になんやかんやでいいサイズのブドウを食べようとしたその時!事件は起きました。」
ツッコミ「ようやく主役の登場か。いいサイズのブドウから生まれるなんてサイズ的には一寸法師くらいだけど大丈夫か?もう何産まれてきても驚かない自信あるわ」
ボケ「果物を齧った瞬間老夫婦は驚くべきことに気が付きました。種が無く、皮が食べられることに..!」
ツッコミ「品種改良!!それはジパング人の努力の結晶だよ!!!主役は何処へ!?」
ボケ「その後瑞々しい果物を食べた老夫婦は健康寿命まで生きることが出来ましたとさ、めでたしめでたし。」
ツッコミ「いや平均寿命じゃないんかい!結局爺さんと婆さんがブドウ食べてそこそこ生きて亡くなっただけじゃん。しかもまだ半分ページ残ってるじゃん、もう半分は何?」
ボケ「作者の自伝だよ」
ツッコミ「絵本と自伝は混ぜるな危険だろ!ターゲットの年齢層どうなってんの?ちなみに自伝って何書いてあるのさ?」
ボケ「一応タイトルがあるからそっちから話していい?」
ツッコミ「いいよ、どんなタイトル?」
ボケ「遠藤天使物語 ~私が天使と名付けられた理由~」
ツッコミ「ネーミングどうなってんの!!でもまあうーん、気にはなるけど時間かけて読もうとは思わないわ。結末だけ教えてくれや」
ボケ「これまだ未完なんだよね。全8巻出版予定でまだ2冊しか出てない。」
ツッコミ「誰が読むのそんなん!もうええわー」
ボケ ツッコミ『どうもありがとうございましたー』