1話
初投稿です。1週間1話投稿目指してます
そよ風が吹き荒れ小鳥たちがシャウトするような平穏なレクイエムをなんの変哲もなく送っているここ「ワイへー国」
しかしその平穏な日々を長くは続かなかった...
兵士a「王よ!お逃げ下さい!」
兵士b「ここはおいどんたちが食い止めるでごわす!」
王「くっ!すまぬ!ダメな王を許してくれ...」
兵士c「はぁ!?オレちゃんら王ちゃんのことダメとかおもったことねぇぜ!?オレちゃん達の命、王ちゃんのためならいつだって捨てる覚悟はできてんだよォ!」
王「お前ら...その勇士絶対忘れんぞ!」
兵士a「ふっ...王の記憶に永遠に遺るなんて、これほど名誉なことがあるか!?」
兵士b「あるわけないでごわす!そのお言葉はおいどんの一族の家宝でごわす!」
兵士c「王ちゃんの褒め言葉!!オレちゃんテンションMAXだぜぇぇぇぇ!!!!!!」
ドドドド
兵士a「うおおおおおおおお!!!」
兵士b「おいどんの本気!その目に焼き付けるでごわすぅぅぅぅ!!!」
兵士c「いぃぃぃぃやっはぁぁぁぁ!!!!」
ズドーン!!ズガガーン!
王「はぁ、はぁ、こ、ここまで来れば...」
ズンッッッ!!
王「!?」
魔王「ぐふはははは。ワイへー国の王よ、残念だったな」
王「貴様...ジャアークか」
ジャアーク「ふふふふ...もうこの国も終わりだなぁ、世界が我が手に落ちるのも時間の問題だなぁ」
王「くっ!そんなわけあるか!悪はいつの時代も栄えないのだ!!」
ジャアーク「口だけは達者だなぁ。お前が置かれている状況が分かってないのか?」
ザザッ!ザザッ!
王「か、囲まれて...!?いつの間に!」
ジャアーク「捕らえよ!!」
シュバババ!!
王「うわぁぁぁぁ!!」
「ぐー...ぐー...」
ダッダッダッ!
「ぐかー...ぐかー...」
ドッドッドッ!
「すぴー...すぴー...」
ガシャーン!!!!!!
「うぎゃぁぁぁぁああああ!!」
「どわぁぁぁぁぁぁ!!!」
???「おい!マサル!なんだよいきなり!」
マサル「いやぁすまんなレオルwおどかすつもりはなかったんだよぉ」
レオル「窓わって家に入ってきたやつが言って誰が信じるんだよ!」
説明しよう!レオルはこの物語の主人公で、マサルはレオルの幼なじみだ!ちなみに私はセツメーイさんだ!ちょいちょい出てくるからよろしくな!
マサル「まぁそれはおいといて...」
レオル「おい、」
マサル「これ見ろよ!これ!」
レオル「おん?」
マサルがレオルに渡した紙には「勇者求む!!!」とデカく書かれていた。
レオル「なんじゃこれ?」
マサル「町で配っててよ!最近マモノが結構悪さしてるから腕に自信があるやつを集めようとしてるらしいぜ!」
レオル「はぁ...で?」
マサル「で?てお前、興味無いのか?勇者だぜ!?勇者!」
レオル「子供じゃあるまいし...まさかおまえこれ真に受ける気か?」
マサル「そうだよ!お前と俺なら絶対最強の勇者になれるぜ!?」
レオル「悪いが俺はパスな。マモノなんか国の兵士さん達がなんとかするだろ。勇者とか言って雑用増やしたいだけっしょ」
マサル「ここみろよ」
レオル「あ?」
マサルが指指したところにはマモノを倒したらその数ゴールドを差し上げますと書かれていた
レオル「まじ!?これマジ!?」
マサル「おうよ!詳しい説明は町でしてくれるらしいしとりあえず行ってみようぜ!」
レオル「金貰えるんだよな!?カネカネカネ!!!」
マサル「ほらいくぞ!」
レオル「おうよ!!!」
頭の中ではゲーム化まで行った