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世界が平和に戻るなら。  作者: 柏木 慶永
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プロローグ『ゼロ』

 今から、ずっとずっと未来のこと。誰もが平和に暮らせる、まるで幻想的な惑星へと、地球は進歩を遂げた。と……思われていたのだが、全人類から見ればたった数人が、この平和な世界に不満を持っていた。

 その数人は、この世の”人類絶滅”をもたらす理不尽極まりない生物。あまりの身体能力の高さから、神すら食らう可能性のある生物。正しく言えば、神の信者を全て食らい、神を滅ぼす。信者なく、神は立たないという意味で名付けられた『ゼウス・ロスト』通称『ゼロ』を誕生させた。この数人は、そのゼロを大量に創った。そして、この世に送り込んだ。

 人類の平和は一瞬にして消えた。

 各国の政府は、国に存在するゼロを見つけ次第、隔離した。しかし、銃,爆弾などのありとあらゆる武器で試したが殺すことができない。

 その上、このゼロは感染力が非常に強く、人間が体内にゼロの歯についている菌が入ってしまうと、その菌が体内に入ってしまった人間もゼロと化してしまうのだ。そして、元人間のゼロから人間へと、まるでゾンビのように感染していった。

 こんな人類滅亡が進行している時に、謎のウイルスが世界にまかれた。

そのウイルスは、ゼロをも殺せる素晴らしい数種類の近接武器へと生物が変化できる能力をもたらすものであった。

 そのうえ、このウイルスは子孫にもこの能力は受け継がれる。

 こうした、対策ができるウイルスの誕生により雀の涙ほどのではあるが、ゼロの感染がおさめることができた。

 このことから、人類は神の助けだという敬意を込めウイルスに名前をつけた。

 生物が武器になることが出来るウイルスなので『B-NR(ブナル)』と名付けられた。

 そして、政府はこのまま変わりなくいれば人類が滅んでしまうのは時間の問題だと思い、各国でゼロをB-NRの武器で、討伐することを専門とする職。『狩人(かりうど)』を作った。最初は、自衛隊の数名が雇われ各国の自衛隊がゼロの対策について研究及びゼロ討伐のために訓練を重ねていった。

 そして、狩人の人数を増やすという目的と、少しでも人類の安全を確保すべく義務教育で「ゼロ学」というものが追加された。

 ゼロ学では、狩人としてのゼロの一般的対処法やゼロの危険性等について教わるもので

ある。

 狩人という職ができて数日。日本では、狩人を職とする者のための高校。『狩人高校』が各国で設立された。

 この悲劇から約1年。

 未だに、犯人グループは誰一人捕まっていない。

 日本に、五十嵐 勇輝(いがらし ゆうき)という少年が産まれた。

 彼は、人一倍狩人に憧れを持っていた。

 人を守ることができる職。自分が見ることのできなかった平和な国を取り戻すための手伝いができる職。

 彼は、狩人を目指すことにしたのは、中学2年の職業見学の時だった。

 さっそく彼は、同じ夢を持つ大親友。吉 聖路(きち せいじ)をパートナーに日々、夢の第一歩のため狩人高校へと進学するために修行を重ねていくのだった

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