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二度目の人生で逆転を

作者: たんぽぽ1年分

2度目の人生が貝だったらどうなるかな?というお話

オレはどうしてもこの絶望的状況を脱出したいと渇望している。

というか、このままではオレは間違いなくエンディングを迎えてしまう。


現状から簡単に説明するとこうだ。


1つ目にオレの2度目の人生は貝だ(つまりいまオレは貝だ)。

2つ目に自分が貝だと気づいて1時間なので体の動かし方がわからない

トドメにオレは現在イシダイ(貝ガラごとイケる魚)に咥えられている


しかしここで諦めたらオレは間違いなく終焉を迎えてしまう。

脳(あるのか知らないが)をフル回転させて逆転劇の方法を模索するオレ。


さっきからガリガリという音が聞こえるが、

おそらくオレの装甲(貝殻)が砕かれているのだろう。

様子を見ようと前を見渡すとパカッと貝殻が開くことがわかった。


『チャンスだ!』


ギリギリとオレを噛み締める魚に焦りつつ、貝殻を瞬きするようにパカパカと開閉させる。

ガチンッ!と大きな音が聞こえると、オレをくわえていた魚はどうやらオレを落としたようだ。

はずみで貝殻が半分割れてしまってスースーするが、

半分中身の出たオレはゆらゆらと海底に沈んでいく。


ホッと安心しながら沈んでいくと、やっと貝としての実感がわいてきた。

体の動かし方はちょっとわかったが、沈む以外に移動方法が見当も付かない。


ふと下を見ると、先ほどの魚くらいの大きさのタコが足を広げていた。

パタパタと開閉をムダに繰り返しながらタコに吸い込まれていく自分を客観的に見て、

オレはオレの冒険が終わりを告げたのを確信した。


5分小説で転生はちょっとアイディアが入らないので反省してます。

いつか長編で転生とか書いて見たいな(悔しい)と思うので足跡にします。

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