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200文字小説集 vol.2

彼女の笑顔があれば僕は他に何もいらない(200文字小説)

作者: 日下部良介

 いつもの店のカウンター席。

 僕の横にはいつも彼女が居る。

 

 カラオケが好きな彼女が僕の隣で歌っている。

 そんな彼女を僕は飽きずにずっと眺めている。

「相変わらず上手だね」

 うれしそうに微笑む彼女。

 その笑顔があれば他に何もいらない。



「お客さん、もう朝ですよ」

 いつの間にか眠ってしまったようだ。

 僕は隣の席を見る。

 彼女は微笑んで僕に手を振る。

「そうだね。そろそろ時間だね…。また来年、会いに来るよ」



 昨夜は彼女の命日…。

 

 




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― 新着の感想 ―
[良い点] 泣けます。 実話ですか?と、聞きたいくらいでした。 タイトルは、いつもの日下部さんらしく、ほのぼの系なのに、オチ、シリアスで、心にグサッときました。 書かれていて、泣けましたか?
[一言] 2作とも、季節柄でしたね。どちらも相手のほうが、さりげないのがいいです。生きてる方ね^^;
[一言] 塩飴かと思ったのに、ほんのり林檎の味がして また舐めたくなりました^^
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