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兎歩に生きる人達 後編の前編

前回のあらすじ


…水島さん、やっぱキツイっすね。




人物紹介


チンピラ 兎歩高校のカリスマ生徒会長。


パツキン 兎歩高校の生徒会副会長。


水島さん 小説全体の品位を落としかねないダークマター系女子。


一ノ瀬 電車好きなだけのほとんどモブな人。


モブ島(兄) 木。



カグヤ「あぁ、面白かったね!お化け屋敷!」


ニート「…うっうっ…私…汚されちゃった」


怖かった、と言うよりも楽しかったカグヤと、もうおでんが食べられない身体にされたニートはお化け屋敷を出た後、少しゆっくりしたかったので喫茶店に来ていた。


カグヤ「でも一緒にお化け屋敷に行って良かったよ。なんだか少しだけ昔のことを思い出せた気がするし…」


ニート「そっか…それなら良かった」


カグヤ「…ほんとはね、少し不安だったの」


ニート「なにが?」


カグヤ「記憶を思い出すことが不安だったの。なにか…思い出しちゃいけないことまで思い出しちゃいそうで…」


ニート「思い出しちゃいけないこと?」


カグヤ「うん…ただそんなことがある気がするってだけなんだけどね」


ニート「…それもそうか」


ニートにはカグヤが思い出したくないことに心当たりがあった。


おそらくは…カグヤの母親が起こした事件。


当時はまだ幼かったので詳しいことまでは覚えてないが、あの忌まわしき事件がカグヤの心を侵食していることはおそらく間違いないとニートは考えていた。


『思い出したくないなら…触れないべきか?』


ニートがそんなことを考えていると、カグヤがこんなことをニートに言ってきた。



カグヤ「でも、いままであった楽しいことも、悲しいことも全部私だから…向き合わなきゃいけないよね」


ニート「…逃げたっていいだろ」


カグヤ「え?」


ニート「思い出したくないなら、思い出さなくてもいい。忘れてたって、カグヤはカグヤだろ」


カグヤ「うん、ありがとう。優しいんだね、レンジ。…でもね、私は思い出したくないこと以上にいままでレンジと一緒に過ごした日々を知りたいって思うんだ。だからレンジが覚えている限りでいいから、私の話を聞かせ欲しいの」


ニート「…あんまり楽しい話ばかりじゃないよ」


カグヤ「酸いも甘いも…それがあるから今の私だから…」


ニート「わかった、知ってることはなるべく話すよ。まずは…出会った時の話かな」


そこから、長い長い昔話が始まった。


出会った時のこと、幼い頃のこと、島でのことはもちろん、今は亡き姉のことも、あの日の事件のことも…。


ニートが知っている限りを全部話した。(無人島でニートが間違って告白してしまったことは除く)

いままで過ごしてきた時間の記憶を共有したニートとカグヤは波瀾万丈の人生があったことにしばらく余韻に浸って黙っていた。


カグヤ「ほんと…いろんなことがあったんだね…」


ニート「うん。…でも、小さい頃の記憶は俺もほとんど忘れちゃったんだけどね」


ニートもニートで二度も記憶の消去の処置を受けているので、幼い頃の詳細な記憶は曖昧なのであった。


ニート「…で、どう?なにか思い出せた?」


カグヤ「なんとなく、そんなこともあった気がするなとは思うんだけど…はっきりとは思い出せなくて…」


ニート「そっか、残念だな」


カグヤ「それに…なにか違和感もあるの」


ニート「違和感?」


カグヤ「うん…なにかは分からないけど…」


ニートとカグヤがそんな話をしていると喫茶店の店員が話しかけて来た。


店員「あの…申し訳ないのですが、そろそろ閉店時間ですので…」


ニートとカグヤの昔話は思っていた以上に長く続いたためもう文化祭終了時間に迫っていたのだ。


ニート「おぉ…もうこんな時間か…」


カグヤ「随分話しこんじゃったね」


ニート「…あれ?でも文化祭終了の時間にはまだ少し早くない?」


ニートが指摘した通り、文化祭終了の時間にはまだ1時間ほど早かった。


店員「その…これから生徒会の演劇があって…クラスのみんなで見に行きたいんです」


ニート「生徒会の演劇?」


店員「そういうわけで…申し訳ないのですが、閉店にしたいんです」


ニート「まぁ、そういうことなら分かったよ。ご馳走様でした」


カグヤ「ご馳走様でした」


会計を済ませて喫茶店を出たニートは廊下で異様な光景を見かけた。


どこのお店も文化祭の時間がまだ終了したわけでもないのに、お店を畳んでいたのだ。


ニート「…一体どういうことだ?」


カグヤ「みんな生徒会の演劇を見たいんだよ、きっと」


ニート「そんなに見たいもんなのかな…」


カグヤ「今の生徒会長…チンピラ生徒会長は凄い人気があってね、この文化祭は生徒会長の最後の仕事だから…みんな見に行きたいんだよ」


ニート「へぇ…そんなに人気なんだな」


カグヤ「私も記憶は無いはずなんだけどさ…『あの人ならなにかやってくれるんじゃないか』って心のどこかで期待しちゃうくらい凄いんだよ」


ニート「そりゃあ凄い。それなら俺たちも行きますか?…チンピラの最後の勤めに幕引きしに」







体育館に訪れた二人を待っていたのは人、人、人…満員率250パーセントの朝のラッシュの満員電車並みに敷き詰められた人だった。


ニート「うへぇ…暑い…」


カグヤ「凄い人と熱気だね」


ニート「そんなに人気だったのか、あのチンピラ」


人混みをかき分け、二人がなんとか演劇を観るスペースを確保すると照明が落ちて暗くなった。


いよいよ始まる演劇に今か今かと静かに騒めく会場、そして舞台の幕が開け、舞台の上に立つ一人の人物…かのチンピラ生徒会長にスポットライトが当てられた。


観客「キャアアアアアアアアアアア!!!!!!!!」


カリスマチンピラ生徒会長の出現にスーパーアイドルを迎えるライブ会場のような盛大な声援が体育館に響いた。


こうしてチンピラ生徒会長最後の仕事が幕を開けた。


大勢の観客に見守られて始まった演劇、その内容はおそらくは兎歩町を舞台にしたゾンビパニック物で、以前にニートが見たものに大きな違いはなかったが多少の改良や工夫の跡が見られた。特に木が素晴らしい。


鬼気迫る演技で観客を引き込むチンピラ生徒会長。決して前に出て目立つことはないが強い存在感を示す木。何度も絶望に晒されながらも立ち上がり続けるヒロインのパツキン。縁の下で輝く木。お化けやゾンビ役がぴったりと役にハマっている水島さん。どっしりとした構えで舞台を支える木。裏方でいろいろと頑張る車掌役の一ノ瀬。それに木。


観客「さすが生徒会…なんて素晴らしい演劇なんだ…」


観客2「特に木が素晴らしい」


観客3「あの木は千年に一度見れるか見れないかの木だ」


観客4「あれが神話に伝わるユグドラシルの樹ってやつか…」


観客も舞台と木に完全に魅了されているようだ。


そんな中、物語は終盤に差し掛かり、とうとう架空の兎歩町はゾンビに埋め尽くされ、感染したチンピラ生徒会長にヒロインのパツキンが引導を渡して幕を閉じていった。


観客「かいちょおおおおおお!!!!」


観客2「辞めないで!!生徒会長!!」


観客3「チンピラ生徒会ちよおおおお!!!!」


チンピラ生徒会長の最後の仕事の幕引きを惜しむ声が会場にしばらくこだました後、どこからともなくアンコールを請う声が聞こえてきた。


やがてそのアンコールの声はどんどん大きくなっていき、会場を飲み込んだ。


するとその時、舞台の幕が上がり、チンピラ生徒会長がそこから現れた。


会長の出現に会場がざわめく中、会長がマイクを手に口を開いた。


チンピラ「…まずは、たくさんの方々にこの演劇を見ていただいたことに感謝の言葉を」


いつもとは違い、丁寧な言葉でそう言って会長は深々とお辞儀をした。


チンピラ「いまこの兎歩町は、危機に晒されとる。交通と情報を遮断され、オマケになんの説明もないこの事態…その理由はもはや一つしか考えられん。先に見てもらったような光景が今にも兎歩で起きるかもしれないからや」


チンピラ生徒会長の突然の発言に会場は騒めくが、皆どこか納得している様子で聞いていた。


チンピラ「兎歩を死なすわけにはいかん、兎歩を見殺しにするわけにはいかん!兎歩を途絶えさせてはいかん!!目の前に迫るこの脅威を、ただ見過ごすわけにはいかん!!!俺は生徒会長として、兎歩に生きる人達を守らなあかん!!!。…でも、俺一人ではそれは無理や。だから、みんなにも力を貸して欲しい!!!」


観客「いいぞぉ!!!いくらでも協力するぞ!!!」


観客2「俺たちは、お前らについて行くぞ!!!」


観客3「私達も一緒に戦いますよ!!!」


チンピラ「この演劇は…俺の最後の仕事は…まだ終わってなんかいない!!。兎歩町をみんなで脱出するまで、この演劇は…俺の最後の仕事は終わらん!!!」


チンピラ生徒会長の呼びかけに会場は雄叫びのような声援がこだました。


チンピラ「さぁ!みんなで一緒に最後で最高のアンコールを始めようぜ!!!!」


観客「ウオオオオオオオアアオ!!!!!!!」


この一言で会場のボルテージは最高潮に達した。


会場がかつてない熱気と声援に包まれる中、カグヤはニートにこっそり話しかける。


カグヤ「…どうしよう?。なんか大変なことになっちゃったね」


ニート「大丈夫、すでに手は打ってある」


その時、ニートが持っていた黒い携帯電話が鳴り出した。


犯罪者「もしもし?いまどこにいる?」


着信相手は犯罪者であった。


ニート「いまは体育館にいる」


犯罪者「だったら話は早い。やつらが…生徒会がとうとう動き出したのは見てるな?」


ニート「あぁ、しっかり見てたぜ」


犯罪者「まさか、この文化祭を客を全員巻き込んだ脱出劇に仕立て上げるとは…大した生徒会長だよ」


ニート「それだけ人気だったってことだろ」


犯罪者「しかし…この千人近い人間を一体どうやって町の外に脱出させる気なのか…。オマケに脱出にはあの町を囲む壁を乗り越えなければいけないのに…」


ニート「あぁ、それなら見当ついてるぜ」


犯罪者「本当か?」


ニート「おそらくこの方法しか脱出方法は無いからな。とりあえず、場所を教えるから先回りしてそこで合流しよう」


犯罪者「分かった」







あの演劇からだいたい1時間ほど経った頃、チンピラ生徒会長、パツキン副会長、会計の水島さん、会計補佐の一ノ瀬は兎歩町の中にある大きな倉庫のような場所に来ていた。


そしてその大きな倉庫のシャッターを開け、中に入った時に中に他に人がいるのが見えた。


チンピラ「…まさか、先客がいるとは思わんかったわ」


ニート「おぅ、チンピラ生徒会長」


パツキン「…なんでニート達がここに?」


生徒会メンバーが倉庫で対峙したのはニートとカグヤと犯罪者であった。


ニート「お前らの脱出劇に終止符を打つためだよ」


パツキン「…なんでニートが邪魔するのさ?」


ニート「悪いけど、俺もむやみやたらに兎歩町から脱出するのは反対な人でね。むやみに犠牲者増やさないためにも、邪魔させてもらうわ」


チンピラ「…なるほど、お前も犯罪者の仲間ってことか」


パツキン「カグヤもその仲間ってことなの?」


カグヤ「えっと…私は…」


ニート「カグヤはただの付き添いだ、関係無い」


カグヤ「関係無いってことは無いよ!。私だってこの町に生まれ育った住民の一人だもん。だからこの町を守りたい…だけど、どうすることが正解なのか…」


チンピラ「町を守りたいなら、俺たちに付いて来い」


犯罪者「いや、脱出を強行するのは危険だ。ついて行くのはダメだ」


カグヤ「えっと…そういうわけで、私は中立派ということで…」


そう言うと、カグヤは一歩後ろに下がった。


チンピラ「まぁ、好きにせい。脱出するもしないも勝手じゃ」


パツキン「…それで、どうするつもりなの?。まさか二人だけで脱出を止めようと考えてるわけ?」


一ノ瀬「僕たち4人だけなら二人でもなんとか止められるかもしれませんが…もう30分もすればモブ島(兄)先輩が会場にいた千人近くのお客さんを引き連れてやって来ます。そうなれば二人だけで阻止するのはさすがに厳しいと思いますが?」


チンピラ「まさか二人だけで力づく…ってことはねえだろうな?」


ニート「まさかまさか…力づくってなると俺は戦力にならないから、1.3人で千人を止めなきゃいけなくなるぜ?。無理無理無理、絶対無理」


犯罪者「自ら戦力を0.3人に換算するのって悲しく無いか?」


ニート「事実だから仕方ない」


パツキン「それで、どうするの?」


ニート「ふっ、どうもしないさ。とっととその先に進みな」


そう言ってニートと犯罪者は倉庫の奥へと続く道を空けた。


チンピラ「…どういうことだ?」


ニート「その先に行けば分かるさ」


たった二人でも千人もの人間を止める必要があるのにも関わらず、余裕があるように見えるニートから、生徒会メンバーは罠の可能性を疑った。


ニート「安心しろよ。別に大層な罠を仕掛けてるってわけでも無いからさ」


チンピラ生徒会長は少しニートの目をまっすぐに見つめた後、前に歩き始めた。


一ノ瀬「会長?」


チンピラ「疑ってても仕方がねえ。とっとと行くぞ」


チンピラ生徒会長は堂々とした足取りで先へと進んだ。


その後ろを生徒会メンバー、ニートと犯罪者、カグヤの順に並んで付いて行った。


ニート「以前にあんたら生徒会の演劇を見た頃から多分この演劇はただの前振りだって思ってたんだ。この演劇をダシにして、お客さんと一緒に脱出する…おそらくこれが生徒会が描いたシナリオだと思ってさ。それで、何百人単位で脱出するとなると…もうこれしか方法は無いよな」


倉庫の奥に進んで行った一行を待ち構えていたのは、10両編成の大きな鉄道であった。


ニート「全員でこの電車に乗り込み、兎歩町を覆う壁ごと破壊して外に脱出する。…少なくとも俺が考えられる脱出方法はこれしかなかった」


チンピラ「…なるほど、お前はそれを知っていたと。…一ノ瀬」


一ノ瀬「はい、いまから調べてみます」


鉄道に詳しい一ノ瀬はチンピラ生徒会長の指示でニートがなにか細工して無いかをすぐさま調べ始めた。


チンピラ「あらかじめ知っていたとなると、なにか細工をしたということか?」


ニート「残念ながら、俺は電車には詳しく無いから、複雑な細工は無理だ。だけどな…俺だって、電車は電気で動くことくらいは知ってるぜ」


一ノ瀬「会長!!」


チンピラ「どうした?」


一ノ瀬「動力となる電気を送電する電線に、電気が走ってません!!」


チンピラ「電気が止まってるのか?」


ニート「ふっふっふっふ、その通り!!。残念ながら事前に田中さんにお願いして、あらかじめ電線の電気を止めさせてもらった!!これで電車に動力は入らず、脱出は出来なくなった!!」


チンピラ「………」


ニート「残念だが、お前の最後の仕事はこれで幕引きだ!!。引退しな!生徒会長!!」


ニートはバシッとチンピラを指差して高々とそう宣言した。


脱出のための電車に電気は入らない、もはや勝利を疑わず、確信して高笑いしていたニートを他所に、チンピラはこんなことをボソリと呟いた。


チンピラ「電気を止められたか。だが…想定内じゃ」


ニート「…えっ?」


チンピラ「水島、パツキン、二人で表に置いておいた例のアレを持って来てくれ」


パツキン「了解」


水島「チンチン」


そう言って二人は表の方に行ってしまった。


ニート「は、はははははははは、そ、そそそそそそ想定内だなんて、つ、つつつつつ強がっちゃって…」


自分が企てた渾身の策を『想定内』と言われたことに動揺を隠せないニートは声を震わしながらそんなこと言った。


チンピラ「電気を止められることくらいは想定内じゃ。…まぁ、まさか出発前にすでに止められてるとは思っとらんかったがな…」


パツキン「持って来たよ、会長」


パツキンと水島は二人で大きな金属の箱のようなものを運んで来た。


犯罪者「…これは?」


チンピラ「蓄電池じゃ。…一ノ瀬、電力は足りそうか!?」


一ノ瀬「正直、ここまで多くの人が来ると思ってなかったから、その分の質量は計算してなかったけど、町を脱出する分の電力ならなんとか足りると思います」


チンピラ「よし、十分じゃ。モブ島(兄)が観客を連れて来次第、観客の搭乗を始めろ」


パツキン 一ノ瀬「了解」


水島「チンチン」


チンピラの指示の元、慌ただしく生徒会メンバーは動き始める。


チンピラ「さて…お前ら、まだなにか策はあるのか?」


ニート「あ、ああああああああああったり前よ!!!ま、まままままだ1000個くらい策はあるぜ!!!」


犯罪者「無理すんなよ」


カグヤ「足震えてるよ」


チンピラ「ふっ、まだ千個もあるんか。それは楽しみやな、苦難も邪魔も困難も舞台を彩るための華じゃ。…歓迎するで、全力で来いや」


ニート「よ、余裕こいてられるのも今のうちだからな!!お、俺が本気出したらお前なんかえっと…あ、あれだ!あれだからな!!」


こうして、対峙した二人の戦いの火蓋が切られた。


方やカリスマ生徒会長、方やクズニート。


二人の熱き男の戦いを勝ち抜くのは、果たして…。





カグヤ「…すでにこの時点でニートは器の大きさで大敗してるね」


犯罪者「これは…負け試合だな」



…頑張れ、ニート。

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