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無名。

作者: 鶯修正テープ

頑張れば10秒で読めます。

私は少し夕日に照らされて微睡みながら左のブランコに座っていた。

まだ昨日雨が止んだばかりで足下には大きな水たまりがある。

君は右のブランコに座ってアイスを食べた。

「あ。当たりだ。」君はボソッと言った。

私は少しずつ眠たくなって全身の力が抜ける。ゆるりと。

私たちに訪れたその小さな奇跡は滲んで溶けていった。

カラスが鳴く。そしてふと、


「俺たちさぁ。」君は独り言の様に私に言う。

「何?」私も独り言の様に返事をした。

「今が一番******だろうな。」

公園の向こうのトラックのタイヤに「独り言」はかき消された。

「うん。」一先ず私はうなずくことにした。

そんな日々に私は不満足であり満足である気がした。

10秒で読めたでしょ。

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