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第3話 貧乏な美術品職人
「これがあるから生きていけているんだ」
「周りの人達にはきっと、理解されないだろうけれど」
どんなに優れた美術品も 丁寧に作られた一品も
食べ物に代わらない 寒さをしのげない
生きていけないなら意味がない
美術品は 価値を理解してくれる人がいて
始めて 価値がうまれるなら
きっと求められていないここでは
それに価値はないんだろうね
「それでも男は作りづづける」
「こだわりを失わずに」
「ストーリー」
それがその職人に与えた者は、生きる希望。
食べ物にもならない。
温もりにもかわらない。
けれど、どんな品物でも、与える事が難しいもの。