塵に灯す
とおく、とおく星は瞬くでしょう
人はそれに思い載せ、地球の円の反対側ま
で
山の海のビルの向こうまで
それを見送るでしょう
幾重にも流れる光の筋は
本当は唯の塵なのかもしれない
広い広い宇宙の中ではゴミなのかもしれな
い
それでも
それを眺め
幸せを願う
一途に願う
誰かと共に笑いながら願う
そんな人の心は
流れる塵を星にするでしょう
人の心が
塵に輝きを灯す
何時か叶うと信じて
かなって欲しいと夜空を見上げて
人は今日も星の何処かで
流れる塵に星を灯す