表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
生贄少女の醒めない幸福な夢  作者: ばあむ。
15/25

「ユカリやっぱり私、このキョウキ停止させるよ」

口元を拭おうと手を掛けたユイの手を阻止しユカリは告げた。

「アユカがどうなってもいいの?」

「それは……でも」


「うるさいな」

ユカリは喉元にナイフを当てがうかのように鋭い言葉を投げつけた。戸惑うユイを逃さないように。


「それなら停止させる前に無くせばいい」


「え……?」


ユカリは欲しい言葉を貰うまで引かないつもりのようだ。しかし、その言葉は一向に貰えない。けれどそれ以上に、それに気付かないほど馬鹿ではない。

「大した力を持たないのに洗脳されるということは少なからず母さんもアユカのことを恨んでたってこと」


つまりと眼帯を外してユイを見つめた。

「私は悪くない」


「これでやっと……!」

恍惚とした表情を浮かべても、その姿を確認するものは誰もいないのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ