表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/15

茂夫の言い分3

「英ちゃんの悪口言うのはやめろ!」

って言って1発殴ったら、ミキも怒ってそこら中にあるものを俺だけにぶつけやがる。ぶつけられながら、俺分かったんだ。ミキは、どうして英ちゃんのことになると向きになってなるかって、、、、、英ちゃんのことが好きなんだよね、、、、。

だから俺は、ミキが入れた籍入れたがっているのを無視し続けていたわけ。本当に好きなのは英ちゃんのこと、、、、、俺は絶対に二人の邪魔になるのは嫌だからね、、、、この気持ちわかってくれよ。俺って、世界中で一番痛々しい男だよ!

「ねえ、あんたなにぼんやりしてるのよ?聞いてるの?あたしの話を!えっ!」

ってしつこく耳のそばで言いやがるから俺は、

「ガタガタうるせえんだよ」

って言ってやった。俺はとっさに狸寝入り!

「ね、あんた。あーあ、ねむっちまったよ」

ふんてめえの話にゃ付き合ってらんないんだよ。全く。何かって横でごちゃごちゃ言ってるみたいみたいだけれど。てめえの話にゃ付き合ってらんないよ、全く。何か横でごちゃごちゃ言ってるみたいだけれども。うるせえな。ピーピー、スズメみたいに、くそっ。ハッと気づくと、ミキはもう俺の部屋にいなかった。、、、、どうしよう。ミキ、怒ってどこかへいっちまったよ。まいったな、と思って俺はそのまま本当に眠っちまった。

 

  忘れもしない10年前、俺はその頃俺はその頃中2で、俺がいたクラスに転校生が一人来たんだ。そいつの名前は村松英太むらまつえいた何中からきたかは忘れちまったんだけれども、まあ、きたんだ。俺は、そいつの顔を見たときに、何故か自分の胸がキュンってなってね。こうなんて言えばいいかわからないけれども、こいつと俺と気が合いそうだなって。だって、そいつがクラス入ってきて、すぐに俺と目があってニカっと薄気味悪く笑ったんだ。俺は初めからあーこいつすごいやつだなって気がしたんだよ。なんとなく。

 俺の予想通りすごいやつでね。顔もかっこいいし、俺よりも、喧嘩もで強いし、俺よりも、頭もまあまあで偏差値50くらいなのに、(平均点いくだけで、俺なんか尊敬しちゃうもんね)、なぜか性格がバカでねえ。どれくらい馬鹿かっていうと、この間の卵騒動がいい例よ。だからどうしたっていいか考えたさ。考えているうちに英ちゃんを救ってあげたいてあげたくなったんだ。そうしてるうちに、俺がこいつといることが助けるってこと気が付いたんだ。俺は、昔から頭も顔も良くないけれども、何が一番かっていうと、そりゃこの暖かい俺様の性格よ!これしかない。喧嘩や女に関しては英ちゃんに頼るんだ。これで俺たちは、だんだん親しくなっていくんだ。ものすごいスピードでね。俺たちがあんまり仲がいいんで、ホモなんじゃないかって噂がいつの間にかうちのクラスにで広まって、、、、、まああの頃は楽しかったよ。

 「茂、茂、なにぼんやりしてるんだよ。早く俺の好きな卵焼き作ってくれよ。おい!このやろう、つくらないとてめーころしちまうぞ!それとも作らないとてめえ卵の歌歌うか!おい早く作れ。」

「そうガンガン怒鳴らないでくださいください!今作ってるんだから!」

「てめえーそれがこの英太様に向かって言う言葉かよー!」

といって英ちゃんはボロボロ泣き出した。

「俺は一体どうしたらいいんだ。ご先祖様の母ちゃんと、卵に申し訳ない」

というかと思ったが、急に明るい笑顔になって、

「ガチョーン!」

なんてやり出して俺たちは大笑い。

「さあお待ちどう!英ちゃんの大好きな卵焼きできたよ!」

といって皿を置くとそれまでは橋鳴らしていた指がピタッと止まった目が血走っている。いや充血しているんかなって思ったけれども、それで英ちゃんがあんまりじーっと見つめているもんだから。

続く

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ