常識なんてものは日本に置いてきた〜俺以外の転生者が全員強すぎる件〜

主人公『葉山　涼（はやま　りょう）』は異世界転生ものアニメが大好きな高校生。ある日、不審者に襲われそうになった女子高生を助けようとして、ナイフを刺されてしまい死んでしまう。しかし、突然女神が現れ、女神の力によりまさかの異世界転生をしてしまう。その世界は、いわゆるゲームのような剣や魔法の世界だった！念願の夢であった異世界転生をした彼の目標は『チートで無双すること』。しかし、彼が手に入れた能力は『常識破壊』という能力で、『通常では起こり得ないようなことを起こす』という文字だけ見たらヤバそうな能力なのだが、魔法が使える世界なのにもかかわらず自分に魔法が当たるようになってしまう能力だった。ステータスもこれといって高いわけではなく、『無双』なんて夢のまた夢の話だった。しかし、他の転生者たちはどれも群を抜くほどのチート級の能力を持っていて、充実した日々を送っていた。

「ふざけるな……不遇だから無双なんてできないだと？そんな馬鹿げた『常識』はオレが『破壊』してやる！」

この物語は、そんな不遇の能力を持った主人公が送る、おかしくも、楽しい日々を描いたものである。