「2と3はァァァ!!」
今日のタイトルはァ~?
煉華が気絶してから数十秒後、気が付くとそこには巨大なクレーターができていた。元は森があったのであろう、周りには木が鬱蒼と生い茂っている。煉華は辺りを見回してから自分に何が起こったのか、思い出していた。
(うえッ、口の中がジャリジャリする...俺は確かさっきまで…そうそうカウンターって叫んだんだ。確か効果は相手にダメージを2倍にして返すだけだったよな…ん?2乗だっけ?まあいいや、もしかしたら魔法はダメージだけ返すんじゃないのかもしれないな、もしかしたら俺以外の誰かがやった可能性もあるけど…)
「ってそうだよ魔王は?どこいったんだよ?」
辺りをもう一度見回すがやはり人っ子一人見当たらない、コッチを見てる犬?みたいなのならいるが、
「も、もしかして殺っちゃった?」
いやいやそんなわけがない。あの魔王がだよ?測定不能とかでてたあの魔王がだよ?
《おめでとうございます。あなたは魔王を討伐しました。》
その時、機械の音声のような無機質な音が煉華の頭の中に流れてきた。
あ、やっぱ倒しちゃったのね…
凄い…あっけねえな
《帰還の準備が整いましたので転送を開始します》
「……え?…え、ええーー!!!!!!嘘だろ‼いや確かにねルキナさん魔王を倒したら帰れますって言ってたけども、言ってたけども!いきなり魔王が出てきて!?すぐ倒しちゃって!?もう帰る!?そんなことってある!?まだこっちに来てから5分もたってねえよ!?」
そう頭を抱えながら叫んでいると煉華の足元に半径1m程のサークルが出現した。
《転送準備完了しました。転送まで残り猶予時間3秒。》
「いやだああああ!《1…》俺ッ《転送が完了しました。》」
………………………
………………
………
「…………………………。」
煉華は自分の机を叩きながら叫んだ。
「2と3はァァァ!!」
ちなみに主人公はF●よりもドラ●エ派です。
銀● 近藤●(ゴリラ) でしたァ~