92 別次元の強さ
「…おい、タイタンってあんなに大きいのかよ…」
岩陰に身を隠しながら、オレ達5人と1匹はタイタンのデカさに驚きを隠せない。それは山と形容するのが正しいだろう。
「…正直、力魔法さえ何とかすれば何とかなると思ってたんだが…」
地力だけで岩とか握り潰せそうなくらいムキムキなんですが。
タイタンさんは現在食事中である。あれ多分ドラゴンだと思うんだけど…。
「ねェェキセェ力魔法ってさァァそんなにィ厄介なのォォ?」
横で先程からタオシーとキセが話している。
「当たり前よ。力魔法はまず外野じゃなく内部に作用する魔法だから、そもそもマジックバリアでは防げないのよ」
「…スコテレポートは?」
モユーリが聞いた。あの時(EP24辺り)のことか。
「テレポートとかは身体を移動させる魔法じゃない?だからマジックバリアは抜けられるけどアタックバリアは抜けられないの」
ほうほう。
「力魔法は身体にまとわせることができるんだけど、それで身体を覆ってしまえば『全体として魔法』ってことになるでしょ?こうなったらアタックバリアでも防げないのよ」
…え?
「じゃあ攻撃を防ぐ手段が無いじゃねーか。かたいってオレ達はあのデカブツにちゃんとダメージを与えられるほど強力な技は使えないぞ?どうすんだ」
「いやァァダメェジはァあたァえらァれるゥのォあるゥよォォ?」
―いや、あるけどさ。あるけどそれ、1日1回じゃんよタオシーさん。
「ガァンラァンスゥがァあるゥよォォ」
…あ!?そういえばあったな!使ってないから忘れてたけど!
「よし作戦変更だ!『一騎打ちじゃなくて遠くからちょこちょこダメージ作戦』にするぞ!」
皆が頷いた。
この回の説明はかなり難しいですが、何となく強そうと思っていただければ幸いです。




