89 『地震』
メドゥーサから一通り『地震』について聞いて家に帰ってきたが…。
「勝てる気がしねぇーよ!?」
「そんな超難度の頼みをOKしたのアキヨシ、バカなの?ねえバカなのアキヨシ?」
「正直強過ぎる」
「いやァァァどうすればァァ」
「いや何かよく分からなかったんすけど、ヤバいのは分かった!」
災害『地震』のタイタンーそいつを一言で言うと
『強化版タオシー』
…タオシーを使うと途端にしょぼく聞こえてしまうが、これが一番分かりやすい表現だ。
タイタンは無尽蔵の魔力と、体重を操作できるという能力を持っており、最上位魔法の1つである「力魔法」を自在に操るバリバリの破壊神らしい。
オマケに滅茶苦茶でかいらしい。勝てねーだろ。
頭を抱えているとラクトが
「あの…さっき聞いたとき分かんなかったんすけど…力魔法って?」
「無知」
「無脳ね」
「知らないもんは仕方ないだろーが!?」
「ラクト、力魔法はだな、自分や他人の力を増加させる魔法だ」
「…?それのどこがそんなにヤバいんすか?」
「オマエ、オレが力魔法『パワップ』が使えること知ってるよな?」
「いえ」
「えっ…まぁいい、オレも力魔法の『パワップ』使えるんだが、ちょっと力を強くする程度で魔力を3割ぐらい持ってかれる。この魔力と力の変換率は訓練すればするほど上げられるんだが…っと。そうじゃない、まぁつまり燃費が悪すぎるからほとんど誰も使わないんだよ。でも…」
「…でも?」
「もし魔力が無尽蔵にあったらどうだ?」
「…!好きなだけ力を強くできる…?」
「まあ、限界があるがそうだな。その上タイタンは自分の重さを好きなだけ重くできるときた」
ラクトの顔が深刻になった。やっと理解が追いついたようだ。
一体どうやって立ち向かえばいいのか悩むオレ達だった。




