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攻撃魔法なんて使えませんけど何か?  作者: あんもまいと
10:癒えることなき傷
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89 『地震』

メドゥーサから一通り『地震』について聞いて家に帰ってきたが…。

「勝てる気がしねぇーよ!?」

「そんな超難度の頼みをOKしたのアキヨシ、バカなの?ねえバカなのアキヨシ?」

「正直強過ぎる」

「いやァァァどうすればァァ」

「いや何かよく分からなかったんすけど、ヤバいのは分かった!」

災害『地震』のタイタンーそいつを一言で言うと

『強化版タオシー』

…タオシーを使うと途端にしょぼく聞こえてしまうが、これが一番分かりやすい表現だ。

タイタンは無尽蔵の魔力と、体重を操作できるという能力を持っており、最上位魔法の1つである「力魔法」を自在に操るバリバリの破壊神らしい。

オマケに滅茶苦茶でかいらしい。勝てねーだろ。

頭を抱えているとラクトが

「あの…さっき聞いたとき分かんなかったんすけど…力魔法って?」

「無知」

「無脳ね」

「知らないもんは仕方ないだろーが!?」

「ラクト、力魔法はだな、自分や他人の力を増加させる魔法だ」

「…?それのどこがそんなにヤバいんすか?」

「オマエ、オレが力魔法『パワップ』が使えること知ってるよな?」

「いえ」

「えっ…まぁいい、オレも力魔法の『パワップ』使えるんだが、ちょっと力を強くする程度で魔力を3割ぐらい持ってかれる。この魔力と力の変換率は訓練すればするほど上げられるんだが…っと。そうじゃない、まぁつまり燃費が悪すぎるからほとんど誰も使わないんだよ。でも…」

「…でも?」

「もし魔力が無尽蔵にあったらどうだ?」

「…!好きなだけ力を強くできる…?」

「まあ、限界があるがそうだな。その上タイタンは自分の重さを好きなだけ重くできるときた」

ラクトの顔が深刻になった。やっと理解が追いついたようだ。

一体どうやって立ち向かえばいいのか悩むオレ達だった。


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