せい夜祭③
――屋敷にて。
「よっしゃぁ、今日は飲むぞォォ!」
「オォォォ!」
サンタクロースを何十体か討伐し懐があたたかくなったオレ達は正しく聖夜を楽しもうとしていた。
「これでラスト」
モユーリがテーブルにお手製の料理を並べ終える。
「よし、じゃあパーティー開始の音頭を…ラクト!」
「えっ俺っすか…うーんちょっと待ってください」
「わかったわかった、さすがに急だったな。ちょっと考えていいぞ!いいこと言えよ!」
「期待してるわよ」
「いいィことォ言えよォ」
ラクトは少し考え、
「……よし、OKっす」
決まったようだ。
「よしラクト言え!」
「…えー皆さん今日はクリ――」
「「「「「乾杯!!」」」」」
聞く価値もないスピーチを無視してパーティーが始まった。
「ねえ凹パイ女、これは何の肉?」
「…肉が満月鳥だけじゃ足りないからキセをさばいて足しにしよう」
「あァァナンシィィそれオレのォ肉ゥゥ」
「おまえに食わす肉は無ぇニャ」
「みんなヒドイっす…うぅ」
「なんだラクト、まだ音頭のこと引きずってんのか?」
「それはもう立ち直ったっすよ!俺が傷ついてんのはその後っすよ。みんなと乾杯しようとしたらもう飲み始めてるし、銃口向けてくるし、アタックバリアするし、すごい速さで避けるし…誰も乾杯してくれないじゃないっすかぁぁぁ」
「可哀想にラクト、ほら乾杯」
「あんたもさっきオレの乾杯無視してたでしょうが…まぁしてくれるならいいっすけど…アキヨシさん乾杯っす」
「おう乾杯…(マグナム)」
「…ちょっと…あれ、グラスが動かな…ってコラ貴様ァァァ!」
「ちょっとぉタオシーが脱ぎだしたわァァ」
「ニ゛ャァァ、こっち来んニャー…アキヨシィィこいつのソレ切り落としていいかニャ!?」
「いいぞ」
「直接は嫌だし…風呂敷を巻いてから…ニ゛ャァ…!?あれちょっと固っ切れないニャ!?」
聖なる夜にオレ達は大変睦まじく過ごしたのだった。




