せい夜祭②
遅くなりました!
クリスマス編の続きです
あと1話で完結予定です。
この話はかなりネタバレしてしまいます
実を言うと、この話で登場するキャラクターの数人が まだメインストーリーには登場していません。
なので、ネタバレしたくない方は220話が更新された後が良いと思います。
それでも、読む方はお楽しみください
「ギャアアア」
「ゲァガアア」
「うわっなんだ急に痛ぇ!?」
「ギャアアア」
撃たれたり斬られたりして地面に倒れるサンタクロース達。
「思いのほか数が多いな…弱いけど…っておいタオシー!?その人尻尾ないじゃんかァァ殴るのやめろォォォ」
「あァ…ごめェんなさァい」
「ごふっ…おま…え…ったい…ゆる…ねぇ」
めっちゃ怒ってるじゃんどうすんの。
「ごめんなさァァい…ってェ痛ァなにすんのォォ痛いってェェこのォォ」
タオシーと民間人が殴り合いを始める。
「…よし。あいつはいい、次行くぞ」
「それにしても、向こうの町は東雲組が全部受け持ったって聞いたけど大丈夫っすか?こいつら1体1体は弱いっすけど、たかられたら面倒っすよ。もう何人か死者が出てるみたいだし…」
「クリスマス前に死ぬとか可哀想よね」
「文字通りクリ墓地だニャー」
「(ドドン)IPPON。」
…まあ、軽口叩く余裕があるのは良いことだな。
オレはラクトと顔を見合わせて笑った。
――隣町
「っしゃおらぁぁ」
「うわっすごいっすねお頭ぁ」
「やっぱ便利だなこれ」
そう言って嶋がかざす刀は血に染まっている。
嶋は人ごみの中をこの刀を振り回しながら進む。
この刀――正武無ぇは悪しか斬れない。
それ故…
「ギャアアア」
「113体目ぇぇ」
民間人を傷つけることなく人ごみに紛れるサンタクロースのみを斬れるのである。
「お頭ぁ、なんか人が斬られてまっせ」
「そいつが何かしたんだろ。とっ捕まえとけ、後で調べる」
「ラジャァ」
すでに時刻は夕暮れ、皆が楽しみに待つ聖夜のために、冒険者たちはスパートをかけるのだった。




