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82 神器、欠ける!(ネタバレ)
「何となく分かってきたっす」
オレはメガネをいじりながら言った。
右のレンズでは見えている人の弱点や能力値を示すようだ。P
DSHPとか色々書いてある。
左のレンズは主に透視・・・拡大もできるようだ。体の内部まで見えたので少し怖い。
「ふーん・・・信じ難いがラクトが言う通りみたいだな」
アキヨシさんも俺からメガネを奪い取って色々試しながら言った。
「どォしたァのォ」
突然ドアが開き、タオシーさんが入ってきた。アキヨシさんはメガネを掛けたまま振り向き、
「おおタオシー、これ見ろよ・・・!?オマエ、デカすぎだろ!?」
・・・アキヨシさんが何を見たのか考えたくもない。
タオシーさんにメガネについて説明すると、
「ちょっとォォ貸してェェ」
「何に使うんすか?」
「キセェとォモユーリィのォ所ォ行ってェ来るゥ」
「「・・・その手があったか」」
俺達3人の意見は一致した。
「あっいたぞ、モユーリだ!!」
「こっちィ向いてェくれェェ」
男3人が後ろから走ってくるのを無視して歩き続けるモユーリ。
「・・・待ってェェモユーリィブラしてェるよォ・・・で、あの大きさァ!?」
モユーリは止まった。そして振り向きざまに
パァン
「あァァ目が・・・あァステルス弾・・・って左のレンズがァァ」
神器の片方がその力を発揮することなく粉々になった。




