80 タオシー父について
オイオイ嘘だろ、修繕費で『災害』討伐の半分すっ飛んだんだけど。
「どうしたの嫌そうな顔して」
「オマエのペットのせいだっての!?」
オレとモユーリが言い合っていると、ラクトがタオシーに何か言っている。
「タオシーさんのお父さんってお仕事何されてるんすか?」
「あァァ村長だよォォ」
「「「「は!?」」」」
「え?え?何でアキヨシさん達アゴ外れかかってるんすか?いや確かに特ダネっすけどそこまで驚かなくても…」
「無知な奴」
「脳無し」
「モユーリさんはともかくキセさんまで!?…えっ、そんなすごいことなんすか?」
「はァ…無脳(能)なラクトに教えてやる。ガーディアンの村長ってのはな、
代々王室直属の衛市長クラスの力を持つガーディアンしかなれないんだよ」
「…それって最近ガーディアンの人口が減ってきててタオシー父が仕方なく…とかじゃなく」
「生憎、ガーディアンの繁殖能力は高いからな」
「同じ人の扱いじゃなくないっすか!?」
オレもそう思う。でもそのレベルなんだよ。タオシー見てれば分かるだろ?
「それが本当なら、タオシーさんは実はすごいってことになりますね」
キセが尋ねる。
「ガーディアンって色々な武器使えるじゃない?お父さんは何を使うの?」
「剣だァよ、性剣セクスカリバーさァァどんなものでもォトラウマ級のダメージさァァ」
「あの…この国の聖剣とか槍とかでロクな名前聞いたこと無いんですけど…」
「無知」
「それしか言えないんすかモユーリさん!?(半ギレ)」
ラクトが異世界仕込みの「ドゲザ」をする羽目になったのは言うまでもない。




