64 アキヨシ:班 発見
「ちょこまかと動き回んなァァ!正々堂々戦えやァァ!!」
「ごめんな。オマエとまともにやりあって勝てるほど強くねーんだ」
「相変わらず潔いのは良いことだがァ、それとこれとは話が別だァァ!」
ハスクキングの動きは、今まで見たどのモンスターよりも速かった。スコテレポートで
跳んだ距離を一瞬で詰めてくるのだ。しかもどんどんスコテレポートの動きに馴れてきている。
戦闘前にタオシーからいつもの2倍ぐらいにあたる魔力を分けてもらったけど、これだともたないかもしれない。そろそろ反撃しなければ。
オレは逃げるのをやめ、ハスクキングに向き直る。
「おォ!?何だァ、まともにやり合う気になったかァ!?」
スコテレポートは使い方次第で、運動を保持したまま移動できる。オレは蹴りの体勢を
取り、…あとはわかるな?(ドヤァ)
「そんなショボイ蹴り当たるかよォ!オレのパンチで消し飛べェェ!」
「バーカ、正面からじゃ勝てねぇって!スコテレポート!」
踏み切って、地面から足が離れた瞬間に移動。
「ぐッ!?」
「スコテレポート」
オレの足はハスクキングの頭に直撃した。もちろん包帯の上からだ。直後に再び逃走。
・・・ふむ、今ので確信できた。さっきのサンドストームでこいつが「地味に痛い」と言っていたときから気になっていたんだが、物理攻撃を軽減させるなら、サンドストーム程度では痛みすら感じないはずだ。
つまりこれは・・・!
「どうやらオマエは包帯の上からだと物理攻撃を軽減できないみたいだなァァ!?」




