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52 迎え撃て虹蛇
オレ達は少し開けた背の高い草原に来ていた。この辺に虹蛇が出るらしい。
ー虹蛇。虹色の鱗に覆われ、大きさは平均3m。地・水・火・風・雷・闇・聖あらゆる攻撃魔法を受け付けない上に、気性が荒い。
そのため、クエストを受ける奴はほとんどいない。
ガササッ
向こうの草が揺れた。次の瞬間それは目の前に現れた。
「ってうわっデカっ!?」
おいおい待てよ、3mじゃ収まんねぇだろ!5mはあるぞ!?
現れた虹蛇の虹。攻撃魔法を受け付けない体表が眩く輝いている。
しかしそれはさして問題ではない。だって、
「オレが攻撃魔法使えないもんな。よしっかかれ!」
オレが号令をかけるとタオシーが高く跳躍し、ポチを強く握り締める。
「アァキぃぃヨシィィ」
「オッケー、テンガァァ」
ポチが見る見るうちに立派なヤリ(意味深)となり、タオシーはそれを蛇に突き立てる。虹蛇は尾を鞭のようにしならせタオシーを攻撃する。
「アタックバリア」
その岩をも砕く威力はしかし、一瞬で0になる。
「俺たち出る幕ないんじゃないんすか」
「それ言わないで」
ラクトがモユーリにそう言ったとき、
ドォドォドドドド
新たに6体の虹蛇が背後から現れる。
「それは悪魔の言葉」
ラクトは悪魔の言葉もといフラグを立ててしまったのだ。




