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50 暇つぶし
「暇だァァ」
オレは呻く。今日はこれといって予定もないので一日中暇なのである。
絡もうと想っていたラクトはオレが寝ている間に街へ観光に行ったらしい。珍しくキセもいない(まぁ、絡む気もないが…)。
…仕方ない、タオシーに絡みに行こう。
タオシーの部屋のドアは開いていた。ビックリさせてやろうと突撃する。
「おぉいタオシー!!」
「えぁァちょォォ…」
「……まだ昼だぞタオシー」
タオシーと絡むのはやめとこう。
オレは庭に出てクローと絡むことにした。
近寄ると嬉しそうな声を上げる。マジでかわゆい。
毛並みをブラッシングしてやると喜ぶのもたまらない。クローの毛は本当にフカフカしてて温かい。ちょっともたれかかって寝ることにした。
「ーってアキヨシ」
うるさいな。さっきから誰かが俺を呼んでいる。まだ眠いのに…。
「アキヨシ…ねぇ」
しつこいな無視無s
パパパパパパパ
「とぉあ!?」
いや、ちょつと無視しただけで発砲とか流石に酷いだろうモユーリさんよぉ。
「…で、どうしたん?」
パパパン
「えっ何で!?」
「弾が残っていたのが気持ち悪くて」
「じゃ空とかに撃てよ!?」
オレを撃つなよ…。
モユーリは溜め息をひとつ。
「お金がそろそろ。クエスト」
…マジかぁ。




