46 再びあの場所へ
家を追い出され辿り着いた所…いつの日かお世話になった占い師の店を訪れた。
「久々だねェ料金未払い者いやお客さん ぐへぇへぇ」
「やっぱり根に持ってた!?」
そういえば前回分をまだ払っていなかった。オレはそそくさと前回分を払い本題を切り出す。
「なあどうやったら家に入れるかな?」
「待て待て、状況が掴めん。どれどれ ぐへぇへぇ」
老婆は水晶玉を見つめる。
「なるほどねぇまさか童貞いやお客さんだね…が童貞だったとは…ぐへぇへぇ」
「二回言わないで!?…で、どうしたら童貞を守りつつ家に入れると思う?」
老婆は水晶玉をしばらく見つめると
「童貞を捨てるのが吉だね ぐへぇへぇ」
「話聞いてたちゃんと!?」
「冗談じゃ。多分もうそのまま戻ってもいいぞ ぐへぇへぇ あのサキュバス女、いや乳女も反省しているようじゃて。ぐへぇへぇ」
「ホントか?助かったありがとな」
オレは家へ走り出した。
「やっぱりアレはお客さんいや料金未払い者だね ぐへぇへぇ」
老婆は誰もいない店内でそう呟いた。
アキヨシが帰り着くとキセが泣きついてきた。
「ごめぇぇんアキヨシぃぃ!ぐすっ…もう戻ってこないかとぉぉ」
「安心しろキセ。オレはこのパーティーから外れないから」
「うぅ…アキヨシ、この償いは私何だってやるわ。どんなことでも言って…(もちろん性的なことも)」
「お前本当に反省してる!?」
アキヨシの呆れの叫びが屋敷に響いた。




