39 糸口
まさかタオシーが…トワイライトが神属性だったとは…。
タオシーは今、人差し指を光らせながら走り回っている(別に遊んでいるわけではない。楽しそうだけど)。
光の届く範囲的に一度に一体、よくて二~三体しか消せないが、ゾンビの数は減ってきている。
しかしこちらに向かってくるゾンビがまだいるので、もう少しタオシーには頑張って貰わなければならない。
「タオシー!あのプリーストゾンビを消せ!」
「OKェ、おりゃァァァァ」
タオシーはプリーストゾンビの方へ向かうが
「ヴェオオ」
あと少しのところでテレポートを使われた。
…あいつテレポートも使えんのか。
思った瞬間、目の前に現れた。
プリーストゾンビは杖を振り上げ呪文らしき呻き声を上げる。やばいぞこれ。オレは腰が抜けて動けない。
そのとき、
ポロッ
何かが落ちた。…プリーストゾンビの服が破れて落ちたのだった。
途端呻き声が止み、
「スコテレポート!」
オレはキセの元に転がり込む。
「大丈夫だった?」
「おう、あの女プリーストゾンビのポロリがラッキーだった」
何故かキセは軽蔑(というか嫉妬?)の眼差しだ。
しかしまあ、ゾンビにも羞恥心があるんだな。文字通り、腐っても女なのだろう。……女?
あっ(察し)。
オレはアンダーソンをしっかり握り締め、叫んだ。
「ダイナ・バイアグリオン!」
アキヨシ達北門班の反撃が始まる。




