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攻撃魔法なんて使えませんけど何か?  作者: あんもまいと
6:溢れ返る悪夢
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36 帰ってきた英雄たち

ヴィーヴィーヴィーヴィー

夕方、突然町中にサイレンが鳴り響く、

「こちら冒険者ギルドです。至急戦える方はギルドへ来て下さい。繰り返します。至急戦える方はギルドへ来て下さい何でもしますからぁぁ!」

…今何でもするって言った?言ったよね?どうやらとんでもないことが起こったらしい。

オレ達は準備してギルドへ向かった。

到着すると、いつものあのギルドの職員が「さっき何でもするって」とか「もう少しでドラゴン討伐できたのに!」とか詰め寄られていた。

職員は全員に聞こえるように十分な声量で話し始めた。

「皆様本日は急な招集に応じて頂きありがとうございます。時間がありませんので単刀直入で言います。…皆様にゾンビの大群の討伐を依頼します。」

オレ達を含めた全員がどよめいた。それも当然だ。あの最弱モンスター「ジェリー」(わかりやすく言うと某ドラ○エのスライム)に次ぐ、ワースト5位以内に必ず入っているような激弱モンスターのゾンビの討伐のためにわざわざ招集されたと分かったのだから。

「ゾンビって…あの動きのトロイ、光に当たると消滅するあのゾンビですか?」

誰かがそう尋ねると、職員は「はい」と答えた。だが今回は状況が違った。

「今回のゾンビの発生地点は…英雄の墓所です」

その瞬間、全員が事の重大さを理解した。

数々の高難度クエストをクリアし、ドラゴンやキングベヒモス、リヴァイアサンなどの上位モンスターを打ちのめし、国から「英雄」の称号を受けた人々の墓所。そこから発生したゾンビということは…。

「滅茶苦茶強いってことですか」

「はい。魔法や必殺剣も使えます」

マジかよ…。しかしまだ夕方だ。日が暮れないうちは襲って来な…あれ?

「何でこんな外暗いんですか」

「ゾンビの中の1体が暗黒魔法で太陽を隠したようです。よって、この夜はゾンビ達を倒すまで続きます」

無情な宣告だった。

今回の戦闘は、とてもとてもやばそうだ。


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