33 ペットを飼いたい(アキヨシ)
キノコ狩りでマシューポークと戯れたことを通して、オレはふと思った。
「ペットが欲しい」と。
三人にそう言うと、
「いィィィィィいんじゃァァァァァァァなァァい」
「ペットは私だけで十分でしょ?」
「欲しい」
それぞれの反応が返ってくる。
「ん?キセ、『ペットは私だけで十分』って、いくら何でも女として見てるが」
「え?お○ぺじゃないの?」
目を見開くキセはスルーしておいてオレはモユーリに
「ここら辺にペット買えるとこある?行きたいんだが」
「アニマル町にペットショップがあるはず。それなら私も行きたい。ペット欲しい」
ペットショップに行くことになった。
「…一杯いすぎて何にしよう」
「ペットとしてか移動用とかにするか迷う」
2人は色々なオリを見て回る。
「…えっ何あれメッチャカッコイイんだけど」
「アレはウルフリザード。戦闘にも移動にも重宝する。頭も良いし懐きやすい」
あるオリの中にいた4匹の内、オレは銀色の毛並みの1匹に目が奪われる。
その視線に気づいたのか、そいつはオレに走り寄ってきてオレを見上げてきた。
「クルルル」
可愛い声で全力アピールしてきている。撫でてやると嬉しそうに頭を擦り付けてくる。
決めた。コイツにしよう。
「モユーリは何にする?」
「まだ迷ってるから先に帰っていい。後から帰る」
そう言われたのでオレはこのウルフリザードを買い、店から出るなり上に乗ってみた。とてもフワフワしている。座り心地抜群だ。
ウルフリザードは抵抗する様子もなく、どこへ向かうのか指示を待つようにこちらを見ている。
「じゃあとりあえず真っ直ぐだ!」
ウルフリザードは一つ頷いて走り出す。中々のスピードが出ているが腰が痛くなるようなことはない。最高だ。
結構回り道をしながらオレは家まで帰った。




