32 キノコ狩り(後半)
開始から30分が経過したので一度集合場所に全員が集合した。
「オイ、タオシー」
「……」
「何でそれが30分でそうなった」
「……」
これにはキセもモユーリも軽蔑の眼差しだ。だってそう、彼のアレがそこそこ丈夫なはずの毛皮のズボンを突き破り、堂々たる佇まいでコンニチワしているのだ。
「目障りだから撃つ」
「待ってェェよォォ?!」
タオシー曰くオシャブリダケを食べたらそうなったらしいが、オシャブリダケにそんな効果はない。あったら怖い。食べたことあるし。そんな効果があるキノコは、図鑑の中に1つしか載ってない。その名も「ジシンアルンハムスコダケ」。オシャブリダケに似ているが、少し先が長い。どうせ間違って食ったんだろう。
「そんなことよりモユーリ、これ図鑑に載ってなかったんだけど」
そう言ってオレはあれから新しく見つけた2つのキノコを取り出した。1つは青色で硬いキノコ、もう1つは形はムスコダケに似ているものの色合いが微妙に異なるキノコだ。
「青いのはマモリダケ。食べたら防御が上がるけど食べ過ぎると生殖器が爆散する。」
「これもか!?…じゃあこっちは?」
「それはタカリタカッテハゼルダケ。名前の通り生殖器が爆散する」
「…」
オレのブタはそういうのしか見つられねぇのか。するとモユーリが
「メダマダケ…それは高く売れる。兵器になるから」
「マジで!?」
食用でないことと兵器になることと高値で売れることに驚いた。
「馴れ馴れしくすんのやめてくんない凹パイ女」
「あぁ!?」
何やら二人で言い争いを始めたので放置しておいて、タオシーにさっきからずっと聞きたかったことを聞いた。
「何でそんなにボロボロなの?」
「レェェザァァが飛んできたァァ」
なるほど、やはり森では何が起こるか分からないな。気をつけよう(ちなみに自分のせいとは気付いていない)
その後もキノコ狩りを続け、ギルドへと戻って来た。報酬が全員分ギルドの職員に読み上げられる。
「アキヨシ様15万G。タオシー様8万G。モユーリ様21万G。キセ様2万G。以上合わせて46万Gになー」
「オイこら垂れ乳女ァァ!!私が2万Gぽっちってどういう事だ!?あぁん!?」
「キセ様が採取されたキノコの8割方がジシンアルンハムスコダケで、需要がないので買い取れないのです。お持ち帰り下さい」
「それはやめろォォォオ」
オレはそれらをゴミ箱に没シュートした。オレは未だにビンビンのタオシーのソレを見る。あんななるのは死んでもご免だ。




