3 仲間ができた 1人目
オークを売り払った次の日、オレは自宅でとてつもない脱力感に襲われた。
魔力を使いすぎたのだ。ダイナ・バイアグリオンは、ただでさえ莫大な魔力を使う。昨日イライラしていたことにより、さらに魔力を使って威力を上げてしまったのだ。
魔力は限界まで使うと、限界量が増やせる代わりに回復に時間が必要になる。オレが使える魔法の中には、ドレインという一定範囲内の生物から魔力を吸い取るものもあるが、そんな魔法を使う仲間もいないし、他人に対して使うと、即刻、監獄送りにされてしまう。
だからこうして魔力の回復を待っt
ピンポーン
…え?オレはチャイムを1,2、…8回見た。珍しいな、客なんて。
ドアを開けると、長身で体格のいい(右腕が異常に大きい)男がパーティメンバー募集の紙を持って立っていた。
その男は2,3度ためらってから意を決して口を開き、
またためらった。
オレが仲間に入りたいのかと尋ねると、
「え⁉あぁ、ハイ」
どっちかはっきりしろよ。
男はステータスカードを見せてくれた(どうやら仲間に入りたいらしい)
男は、自然の魔力を自由に受け取り、少しの魔法と強力な物理攻撃を主な攻撃方法とする高位職業ガーディアンだった。
…にしても、ステータスカードの写真ブレてるな。
なぜ仲間に入りたいのかと聞きたいが、何よりも今は魔力回復だ。タオシー(男の名前)の魔力は多く、ドレインで吸ってもビクともしなかった。それどころか、
「んはぁあ…」
少し気持ちよさそうだった。
タオシーの実力を見るためにギルドでクエストを受けることにし、2人で家を出た。
行きがけに、オレが
「何かここで使える魔法があるなら、ぜひ唱えてみてくれ」
と言ったところ、タオシーは
「ニコリー!」
笑顔になる魔法と
「ヒャハー!」
テンションMAXになる魔法を唱えた。
オレたちは笑顔いっぱい、テンションMAXでギルドに向かった。
今日は2話更新で打ち止めです




