22 新魔法
「来た。あいつらか」
アングルバイソンの群れはオレ達を見つけると猛スピードで向かってきた。30頭ぐらいだ。
まずオレは自分に魔法をかける。
「レスマジックインディスタイム」
この魔法は、ゴミ処理場で作業効率を上げるために習得した。3時間だけ消費魔力が半分になる魔法だ。時間が切れると3時間消費魔力が2倍になるという代償がある。
次に2人に
「ハーブリ」
気配を3分間だけ待ってやる!する魔法で、作業中あまりにもつらくなったときにサボれるように習得した。
バイソン達はオレだけに向かって突っこんできた。途中体に穴が開いたり切られたりして、何頭か倒れる。2人の仕業だろう。
オレは群れに向かって
「マグナム」
奴らに黒いビームが飛んでいき、直撃して黒いオーラが纏わり付いた。しかしこの時点では、まだ何も起きることはない。続けてオレは「スコテレポート」で10m上空に移動する。…意外と高いな。
するとバイソン達は一直線にオレの方へ来る。マグナムとは、自信が磁力を帯び、魔法が当たった物体にも磁性を持たせる魔法なのだ。使う魔力量によって磁力は変化する。
チチチチッチチチッ
まあ飛んでくる砂鉄が地味に痛い。
オレはスコテレポートを使って高度を維持し、バイソン達が全て空中に集結するまで待つ。
そしてスコテレポートで地面に移動。
自由落下するとき以上の速さでバイソン達は地面の方へ落下する。ギリギリでマグナムを解除し、スコテレポートで退避。
ズドドドドドドド
バイソン達は地面に叩きつけられる。オレはタオシーへ向き直り「バイアグラ」の上位互換の魔法をポチへ放つ。
「テェンガァ」
光のリングに包まれたポチは今までになくギンギンに。
タオシーはそのポチを構えて
「ギンギニール!」
バイソンの塊を貫いた。まだ生きている分は、モユーリがとどめを刺す。
こうして結構呆気なくしてオレ達のクエストは終わった。初めてこんな上手くいった。オレ達は笑顔でギルドに戻った。
3章終了です。




