20 死面鳥
あっぶねぇ、いきなり突進はなしだろ…。
スコテレポートで突進を回避したオレは振り返って木に突っ込んだ奴を見る。
「えっ…」
垂直に木に突き刺さっていた。うん、もうこれ人間なら即死だねっ!モユーリが身動きがとれない奴に発砲するがほぼ無傷だ。
奴は嘴を抜くとモユーリに襲いかかった。が、モユーリは軽々と避けた。
「モユーリ、ちょっと時間を稼いでくれ。オレはタオシーの(意味深)立たせてくる(意味深)」
「了解変態」
オレはスコテレポートでタオシーのもとへ…
「…おい」
「…ん?」
「何やってんの」
「なめてェる」
タオシーはポチの先端をなめていた。しかもほとんど完全体である。…このヤリって一体…。
「アキヨシィなめてェ」
「断る」
オレはモユーリのもとへ戻った。モユーリはずっと避け続けていたらしい。凄い見切りだな。だが
「はあっはあっ。んっはあぁ」
色々と(作品的にも)ヤバそうなので助けてやることにした。
「ロックメテオ」
とかカッコイイことを言い、オレは石を拾って、四面鳥に投げた。すると奴はすぐにこちらに向かってきた。意外と気が小さいのかもしれない。
しかしどうやって迎え撃とうか。…うん、これしかない。
「スコテレポート」
ー少し逃げ回っているとタオシーが参戦。しかし四面鳥は羽にある刃でポチへ反撃している。最近戦うモンスターが強すぎてタオシーがしょぼく見える。それを眺めていたモユーリが
「アイツの口を開けてくれたら倒せる。」
そう言い放った。すげぇ自信だな。…よし、信じよう。
「タオシー、そいつの口を開けてくれ。」
「ワァァかっタァァ」
タオシーはそう言うとポチを捨て四面鳥の口を素手で掴み、こじ開け始めた。四面鳥は羽の刃や尾の毒針で攻撃するが、着実に口は開いていく。やがて奴の喉の奥が見えたそのときモユーリが飛び出し
「蛇弾」
うなるカーブ(謎)を描き、弾丸が奴の口内に吸い込まれるようにして入った。
「ギィェェェェェェ」
どうやら口の中までは頑丈ではないらしい。奴は致命傷を受けたようで、倒れるとそのまま動かなくなった。オレはタオシーのもとへ駆け寄った。
刃や毒でボロボロのタオシー。
彼はオレ達を見ると安心したような表情を浮かべ、目を閉じた。




