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攻撃魔法なんて使えませんけど何か?  作者: あんもまいと
3:突きつけられた現実を経て
20/110

20 死面鳥

あっぶねぇ、いきなり突進はなしだろ…。

スコテレポートで突進を回避したオレは振り返って木に突っ込んだ奴を見る。

「えっ…」

垂直に木に突き刺さっていた。うん、もうこれ人間なら即死だねっ!モユーリが身動きがとれない奴に発砲するがほぼ無傷だ。

奴は嘴を抜くとモユーリに襲いかかった。が、モユーリは軽々と避けた。

「モユーリ、ちょっと時間を稼いでくれ。オレはタオシーの(意味深)立たせてくる(意味深)」

「了解変態」

オレはスコテレポートでタオシーのもとへ…

「…おい」

「…ん?」

「何やってんの」

「なめてェる」

タオシーはポチの先端をなめていた。しかもほとんど完全体である。…このヤリって一体…。

「アキヨシィなめてェ」

「断る」

オレはモユーリのもとへ戻った。モユーリはずっと避け続けていたらしい。凄い見切りだな。だが

「はあっはあっ。んっはあぁ」

色々と(作品的にも)ヤバそうなので助けてやることにした。

「ロックメテオ」

とかカッコイイことを言い、オレは石を拾って、四面鳥に投げた。すると奴はすぐにこちらに向かってきた。意外と気が小さいのかもしれない。

しかしどうやって迎え撃とうか。…うん、これしかない。

「スコテレポート」

ー少し逃げ回っているとタオシーが参戦。しかし四面鳥は羽にある刃でポチへ反撃している。最近戦うモンスターが強すぎてタオシーがしょぼく見える。それを眺めていたモユーリが

「アイツの口を開けてくれたら倒せる。」

そう言い放った。すげぇ自信だな。…よし、信じよう。

「タオシー、そいつの口を開けてくれ。」

「ワァァかっタァァ」

タオシーはそう言うとポチを捨て四面鳥の口を素手で掴み、こじ開け始めた。四面鳥は羽の刃や尾の毒針で攻撃するが、着実に口は開いていく。やがて奴の喉の奥が見えたそのときモユーリが飛び出し

「蛇弾」

うなるカーブ(謎)を描き、弾丸が奴の口内に吸い込まれるようにして入った。

「ギィェェェェェェ」

どうやら口の中までは頑丈ではないらしい。奴は致命傷を受けたようで、倒れるとそのまま動かなくなった。オレはタオシーのもとへ駆け寄った。

刃や毒でボロボロのタオシー。

彼はオレ達を見ると安心したような表情を浮かべ、目を閉じた。

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