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97 追い詰められるアキヨシ
「じゃあまた後で会おうぜ」
そう言ってオレとラクトは別れた。
うーん…口を塞ぐ…岩で塞ぐ、とか?いやでもそんなに強い魔法使えないしな…。
オレ絶対殺すマン、もといタイタンを眺めながら考えていると、
「…あっ」
目が合った。それは運命の相手―ただし死の。
「おわァァ!?」
紙一重でタックルを躱し、岩山が爆散する。
オレは逃げられるよう構えながら聞いてみることにした。
「…なあ、何でオレだけ見ているんだ?」
「全員を相手してたら効率悪いからな、1人ずつ潰して行こうかなと」
タイタンは笑顔(本人にとっては満面の笑み)で力魔法を腕に纏わせる。
「…スコテレポート!」
「逃げるならもっと遠くに逃げろよな!!」
「うわぁぁごめんなさいィィィ」
「大人しくそこにいれば綺麗に殺してやるよォォォ!」
「うわァァ嫌だァァァ…テクニカルブレイク、ポリープ、スカァース、サンドストーム、エレクトロニクス、スカトロジー、カチュジェイド、ダシュータン、ブルッドォォ!」
とりあえず思いつく呪文を連発するが、ほとんどが体表で弾かれる。
「みぎゅるしいじょぉぉ死にぇぇ」
カチュジェイドのせいで滑舌が悪くなり何ともいえないタイタンのこぶしが飛んでくる。
「やめろォォォ」
そして拳が地面に衝突した。




