10 仲間が増え……る?
オレはギルドに
「体のどこでも構いません。大きなできものがある人を探しています。」と書いたポスターを貼りに行った。係の人に変な顔をされた。
3日後
キタキタァ!ラビッツタウン在住のマゲッタさんからの情報。片方だけ、どことは言わないが大きい女が、ハダカデ、ラビッツタウンに住んでいる。…らしい。よし。
ベッドの中にいたオレはアンダーソンを強く握り締め、唱えた。
「スコテレポート」
オレの体はまるで吹き飛ばされたかのように家の外に移動した。この魔法は、自分から1~10mの範囲ならどこにでも、瞬間移動できる魔法で、冬場、コタツからトイレに移動するときに重宝する。魔力消費が少ないため、連続して使用できる。
よし、行くか。
「…えっ」
でかい。豪邸じゃん。お屋敷じゃん。これでは、相手がどこにいるのか分からない。…仕方ない、直接攻撃は諦めて作戦Bだ。窓は全て閉められているな…?…あっ!あそこに洗濯物がある。数からして一人だ。(あと若い女性だ。根拠は聞くな。)
オレは、結界が張られていないことを確認し、
「スコテレポート」
家に入り、音のない毒ガス(笑)魔法の最高位呪文
「スカァス!」
を唱えて、
「スコテレポート」
外に出た。
バタァン
案の定出てきた。…うおっ、黒髪の美女(カワイイ系)だった。予想外だな…。女はオレを確認し、
「最低」
おっと、『仲間に入ろう』じゃないのか?女は拳銃を構え、引き金を引いた。
「スコテレポート」回避。
オレに銃は効かない。
「おい。臭いの消してやるから仲間に入れ」
「分かった」
随分あっさりだな。笑顔で手を出すと、撃たれた。…ちょっとイラッとした。
「ポリープ」×8
ボコボコにされた後のようになった。女は降参した。
オレは毒ガス消しの魔法と、腫瘍を取る魔法を唱えた。
「ダシュータン」「プロアティーブ」
女はモユーリと言った。
モユーリは、不思議そうな顔をしていた。




