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序章

こんにちは、たららいです。この話は高校から考えていて、すでに使い果たされた異世界話ではありますが、自分なりに盛り上げていきますんで、そこんとこヨロシクお願いします

脚が重い……右手も動かない、状況は絶望的な絶体絶命

唯一の武器である片手剣も刃は半分もなく、無様に黒く変色していた

ここ第六深淵部、通称「火の森」に初級冒険者はいた

「くそったれ共が……やっぱりついてねぇなぁ……金は……まぁ、嘘だろうな」

流れる血を服で応急処置した足を引きずりながらゆっくりと進んでいく

荷物は焼け、武器はもう使えなくなり身体はボロボロ

今この状況でモンスターにあったら絶対死ぬよな、そんでもってここから安全層まではかなりの距離があると青年は割と冷静に状況を読んだ

「でも、来てほしくない時に来るんだよなぁ……あぁついてねぇなぁ……」

右を向くと破壊されたベースキャンプの中に、口から白い蒸気を垂れ流す巨体が、こっちを見据えていた

さすがにお手上げであった、パーティーもなしにあの対象を倒すことは困難であり、いまの満身創痍の状態では万に一つも勝てない、そう悟った

青年はゆっくりと手を後ろに回し、ポーチを探った

目の前の巨体はゆっくりと足かきをし始め、巨大な顎をガチガチと鳴らした、火花が鋭い牙から溢れやがて口から出る蒸気に引火した

もうすぐこいつは火を吐き俺は焼き殺される、たとえ避けたとしてもその次はないだろう

「これは使いたくないが、助かるかもしれねぇしな……」

青年はポーチから緑色の石を取り出した、少しの躊躇の時間を挟み、意を決して手に力を込めた

そして石から突如爆発的に広がった光が青年を飲み込むのと、火が吐き出され青年がいた空間を焼き尽くすのはほぼ同時だった……

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