第二部登場人物説明
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(以下、登場順に記載)
※第一部既存人物の記載はなし
・佩芳
年齢:19歳
身長:173cm
狗族の姫。狼と呼ばれる血族。
真紅のつり目を持ち、長い黒髪をひとつにくくっている。見た目はまんま狼。
他の妃と関わりを持とうとせず、自室にこもっている。その中でも一番嫌いなのは瑞英で、ことあるごとに嫌悪感を見せていた。
衝突は妃たちのみならず、狗族の武官とも起きている。
何やら秘密を抱えている模様。
・紅晋
年齢:429歳
身長:195cm
竜族の武官。過激派の中でも上のほうにいる。
赤い目と赤い髪をしている。竜化時の姿も赤。
弱者を眼中に入れないため、瑞英のことを気にしてはいなかった。
証拠がないにもかかわらず佩芳を疑い、拘束しようとした。
刑部尚書である美紫に、苦手意識を持っている。
・美紫
年齢:812歳
身長(体長):(頭から尻尾の先まで合わせて)388cm
蛇族の刑部尚書。前王の代から刑部で働いている。
素顔は黒髪をきっちりと結い上げた美女。瞳は糸目で金色。されど普段は顔を隠している。蛇族なので耳は穴耳。
蛇族の中でもかなり優秀な力を持っていたが、竜族領にやってきた。
今代竜王である雅文に、絶対的な忠誠と母親のような母性を持って接している。
たとえ竜族であろうとも、不平等なおこないは許さない法の番人。
瑞英に対しては、認めたいが認められないという複雑な感情を抱いている。
・国良
年齢:36歳
身長:160cm
兎族。医官でありながら、御史台に所属している。御史台での階級不明。
茶色い髪に同色の目と耳を持つ、どちらかと言えば可愛らしい風貌をした兎族である(イメージはレッキス)。
笑顔で毒を吐く男で、仕事はできるが性格が悪いともっぱらの噂。瑞英に対してもあおるようなことを言い、雅文に一度殺されかけた。
飄々とした態度の勘に障る物言いが特徴。
雅文に傾倒し心酔している。
・永福
年齢:503歳
身長:200cm
竜族。武官でありながら、御史台に所属している。御史台での階級不明。
若草色の癖っ毛に翡翠色の瞳を持つ。風貌だけならとても優しそうで、思わず気を抜いてしまう。
竜化時は翡翠色の鱗を持つ竜になる。
病気の騒ぎがあったときには武官として同行したが、つかみどころがない。
謎の多い竜族。
・波浪
年齢:42歳
身長:181cm
兵部所属の第三将軍。猫族の中でも虎という血族である。
髪は暗い橙色で、瞳も同様。しかし右目に大きな傷があり、失明している。尻尾や耳はしましまで、見た目まんま虎。
夢花が喧嘩をふっかけた相手であり、彼女の母である葉青の元部下であった。葉青が王に無理矢理側妃にされたとき、反乱を起こし外に放り出された。
***
(以下、故人)
・翠王
雅文の二代前の竜王。植物たちを愛していた。その愛情は、植物ひとつひとつに名前をつけるほどのものである。
最期の最期まで心の空白を埋められなかった寂しい獣人でもある。
・純
兎族の姫。二代前の竜王の妃。竜族の薬学を飛躍的に上げた。
白銀の髪に真紅の瞳をしている。(イメージはジャパニーズホワイト。アルビノ)
『竜王花奇譚』を書いた張本人。翠王のことを想っていた。
・葉青
猫族の側妃であり、元猫族領将軍。夢花の母親。娘の夢花だけでなく、竜宮の第三将軍たる波浪ですら認める強さを持っている。




