第一部登場人物説明
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(登場順に記載)
・瑞英
年齢:16歳
身長:154cm
鼠族の姫。雅文の番。
肩を少し越すくらいの白銀の髪に翡翠色の瞳を持つ。髪の間から覗く白い耳と細長い尻尾が特徴である(イメージは白いハツカネズミ)。
趣味は読書、勉学。知れることが何よりの幸福。
好奇心旺盛で知識欲が高いが、今までそれを抑え込んでいたため消極的。恋愛に関してはかなり奥手である。
戦闘能力はゼロに近いが、危機察知能力と運動能力は高い。
・藍藍
年齢:18歳
身長:165cm
狗族の侍女。瑞英の唯一の侍女であり親友。
肩先くらいに揃えた藍色の髪に紫色の瞳を持つ。童顔。黒の三角耳に同色のふさふさした尻尾が特徴である(イメージはシベリアンハスキー)。
趣味は瑞英のお世話。
ドジばかりやらかすため、美雨に怒られることが多い。とても涙もろい。
戦闘力はかなり高いが未知数。鳥族との戦闘の際は普段とはまるで違い、素晴らしい剣さばきを見せた。
・雅文
年齢:567歳
身長:214cm
今代竜王。通称氷王。番は瑞英。
黒みを帯びた長い銀髪に、青空のような瞳を持つ。竜族の中でも群を抜いて美しい。
竜化時は黒銀の鱗に碧眼の氷竜となる。竜族内では一、二を争うほど大きく美麗であり、歴代屈指の強さをあわせ持つ。
趣味は瑞英を愛でること。
性格は至って真面目。昔からとても強かったため自身の力を抑え込んでいた過去がある。竜族のことばかり考えるあまり、自分のことを後回しにすることもしばしば。
瑞英という心の支えができたことにより、以前より柔らかくなる。
・夢花
年齢:17歳
身長:169cm
猫族の姫。瑞英の昔馴染み。
背中辺りまである黒い巻き髪に金色のつり目を持つ。黒の三角耳に同色の細身のしっぽが特徴である(イメージは黒猫)。
趣味は自分磨き。
自己中心的な考えの持ち主で、かなり気が強い。瑞英に好意を抱いており、でもそれが本人に伝わっていないという天邪鬼な面も見られる。
猫族の価値観をあまり好意的に捉えていない。
・幸倪
年齢:572歳
身長:205cm
竜王の側近であり、軍事の最高司令官でもある太尉。番は美雨。
漆黒の長髪に夜空のような色の瞳を持つ。
竜化時は、漆黒の鱗を持つ黒竜となる。戦闘力は竜族の中でもかなり高い。
昔から番を得られない雅文のことを気にかけており、それゆえに瑞英のことを一番始めに受け入れた。雅文に対する忠誠心は折り紙付き。
普段は冷静沈着な側近であるが、番である美雨には頭が上がらないという可愛らしい一面がある。
・美雨
年齢:541歳
身長:197cm
瑞英の近侍兼教育係。番は幸倪。二児の母。
琥珀色の豊かな長髪に、金色の瞳を持つ。髪は上部をまとめ、簪を差している。
竜化時は、琥珀色の鱗を持つ光竜となる。竜族随一の速度を誇る。
雅文を幼馴染としても竜王としても気にかけており、瑞英という番が見つかった際には、引退した身でありながらいち早く駆けつけた。
瑞英のことを認めており、彼女の成長を見守っている。
・鈴麗
年齢:20歳
身長:160cm
瑞英の侍女。双子の片割れであり、姉。
顎先ほどの長さのこげ茶の髪にはしばみ色の瞳を持つ。茶のたれ耳にふさふさとした尻尾が特徴である(イメージはダックスフンド)。
・鈴玉
年齢:20歳
身長:160cm
瑞英の侍女。双子の片割れであり、妹。
顎先ほどの長さのこげ茶の髪にはしばみ色の瞳を持つ。茶のたれ耳にふさふさとした尻尾が特徴である(イメージはダックスフンド)。
・宇春
年齢:16歳
身長:157cm
兎族の姫。瑞英の友人。
尻辺りまである亜麻色のくせ髪に黒色の垂れ目を持つ。長い茶色の垂れ耳と丸い尻尾が特徴である(イメージは茶色のロップイヤー)。
趣味は薬を作ること。
幼少期から折檻を受けていたことにより、人形のように生気がない姫であった。が、瑞英と接するうちに感情を表に出すようになる。抑圧されていた影響か、かなり弾けたところがしばしば。
儚げな見た目に反して腹黒いところがある。
・栄仁
年齢:586歳
身長:201cm
兵部尚書。雅文、幸倪、美雨とは幼馴染。
赤銅色の長髪に翡翠色の瞳を持つ。
竜化時は赤銅色の鱗を持つ火竜となる。純粋な戦闘力だけならば幸倪すら凌ぐ。
誰に対しても明るく親しげに話す。言葉を交わすより拳で語るという熱い面も見られる。頭に血がのぼると、冷静な判断ができなくなるのが欠点。
体を動かすほうが得意だが、他者の心の機微を捉えることが上手い。そのため、瑞英が誘拐された際には雅文のことをひどく心配した。




