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夜の恐怖

私は昔から昼寝が苦手で、結局眠れなかった。


夜寝るとき、常夜灯をつけないと眠れないのに、


昼は明る過ぎて眠れない。神経質なのだ。


アイマスクをすると耳が過敏になり、


色々な音に敏感になってしまうから眠れない。


時間は過ぎ、2人が学校から帰って来た、


私は救急車で運ばれてことは言っていない。


2人は楽しそうに学校での出来事を話してくれた、


独身の時は子供が苦手だった。


自分勝手でわがままな子供の扱いがわからなかったからだ、


当たり前かもしれないが自分の子供はかわいい、


自分の中で育ち、自分の中から出てきた人間だ、


母親になり彼女たちを守りたいという母性が生まれ、


私も人間らしくなったのかもしれない。



夜ご飯を作り、洗濯物を畳み、


2人をお風呂に入れると、あっという間に夜が来た。


昨晩のことがあり、私は寝るのが怖かった。


修にその話をしても、まったく理解してもらえなかった。


「めまいがしても死ぬわけじゃない。大丈夫だよ」


まっ、その通りだが、寄り添うという感覚が彼にはない。


私は気持ちを分かってもらうことを諦め、布団に入った。


昨日寝不足だった修はすぐに寝息を立て眠ってしまった。


私はどうしても眠れず、リビングのソファに座った。


テレビをつけると家族が起きてしまう気がして、


私は暗い部屋でただ夜空を見ていた。


どうして私はこんな病気になってしまったんだろう?


それからもめまいと不眠は続いた。


私はめまいの専門病院に行った。


そこで初めて病名がわかった。


「良性発作性頭位めまい症」――長い名前の病気だ。


原因は分からず、特別な治療方法もないという。


めまいを止める点滴だけが唯一の対処だった。


不眠にもなっていたので、眠れる薬をもらって帰った。


薬を飲めば眠れるようになった。


しかし、


私の心はどんどん悪い方へ転がっていった。


何もやる気になれず、


娘に強く当たってしまうこともあった。


夜になると反省して泣く日々。


外に出ることもできなくなった。


車で少し離れた公園やスーパーには行けるのに、


家の近所を歩いて出かけることはできなくなってしまった。


私はこのまま、こんな窮屈な暮らしをしていくのだろうか?


絶望する日々の中で、ついにはご飯も食べられなくなった。


体重はみるみる落ち、10キロ近く痩せてしまった。


ここから、私の本当の絶望が始まった。


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