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夜から朝

 病院に修が迎えに来てくれた、


救急車で家まで送ってはくれない。


修の車に乗る、暖かい、救急車に乗った時は、


もう帰って来れないと思ったのに・・・


車は家に向かって走りだした。


時計は4時を過ぎていた。


「迷惑かけてごめんなさい」


母と修に謝った。


車の助手席に浅く座り、窓から夜空を見上げた。


空気が澄んでいて、星が驚くほど綺麗だった。


とても疲れていた私は、


もしあの星がすべて降ってきたら、みんな死ぬのかな?


そんな現実離れした光景を思い浮かべながら家に向かった。


家に入ると、いつもと違う空気を感じた。


2時間前に激しいめまいで救急車に運ばれたことが、


まるで嘘のようだった。


寝室に行き、自分の吐いたシーツをお風呂場で水洗いして、


洗濯機の前に置いた。


新しいシーツを取り出して敷くと、


少し押入れの匂いがした。


私はその上に横になったが、


体を倒すとまためまいがした。


仰向けに寝るとめまいがひどくなるので、


うつ伏せになった。


涙が頬を伝い、枕を濡らした。


いつまでめまいは続くのだろう?


2時間ぐらい寝てから、修は仕事に向かった。


「寝てないけど大丈夫?」


「うん、大丈夫。無理しないで寝てろよ」


そう言い残して仕事に行った。


静かな部屋に戻り、私は急に孤独を感じた。


この寂しさは、一体なんだろう。


「ママ、ごはんは?」


娘が起きてきた。


私はいつもと同じ朝を過ごした。


娘を送り出し、外でママ友と少し話して家に帰る。


洗濯、部屋の片付けとゆっくりする時間は無かった、


家事が終わり近所のスーパーに買い物に出かける、


昨日は寝ていないし、体が疲れていて頭が働かない、


夜のおかずだけ買って帰って来た。 


帰り道、見慣れない看板が目に入った。


こんなところに不動産の看板があっただろうか?


知らないタレントの女性が、新しいマンションのモデルルームを紹介していた。


また近所にマンションが増えるのか。



家に帰り、冷蔵庫にものをしまい、


昼寝をしようとがんばった。




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