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エネルギー問題

「私、そんなにネガティブに注いでたかな?」


「たぶん、幼いころからの癖だから気づいてないのかも。

・頑張った先に成功がある

・逃げてはいけない

・ネガティブな感情はいけない

・不安や恐怖とは戦うもの

・いつも明るく、空気を読む

そんな時代で育ったから、

自分より他者優先になって、

本音がわからなくなってしまったのかもしれないね。

本来は、自分優先でいい。

人の感情に振り回されなくていいの。

SNSの情報に右往左往して、

気づけば自分だけ置いてけぼり。

だから、自分がどこにエネルギーを注いでいるのか、

わからなくなっていたのよ。

みんな同じ。気づいていないだけなのよ

カフェでもこの話ししたでしょ?」


メリは早口で話してくれた。


「この話しを聞いて、エネルギーの矛先のことを考えたら、

 自分の中の重たい感情が出てきてしまって……

 あんなことになってごめんなさい」


「いいのよ、説明しなかった私も悪かったわ、

 不安や心配にエネルギーを注ぐと、

 その世界がどんどん大きくなる。

 冷たいって言われるかもしれないけど、

 自分のためだから、

 不安なことや心配事が出てきても、

 “今悩んでも意味がない”って、自分に言い聞かせて」


「娘の心配もダメなの?」


「う〜ん、ダメ」


「ふゆさんが心配して、何か変わる?」


「変わらないけど……」


「それが“思いの癖”だよ。

“母親なら心配しなきゃ”って思ってるでしょ?

でも心配って、すごく重たい感情なの。

逆に、娘さんの負担になる。

それより、

娘さんが明るく幸せに過ごしている姿を想像してあげて。

そのほうが、本人はずっと嬉しいんだから」


「わかった・・・」


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