2枚目 女装男と男装女
七海彩葉
本作のアイディアお化け文芸部の部長
大山小萌
雑食系読者 創作活動は不慣れ
あわわわわ
私は何故あのような文書を書いてしまったのだろう
「やっほ小萌ちゃん、
どちたの?凹んでるみたいだけど」
「どちたの?じゃないですよー彩葉先輩」
「自分の文才の無さに落ち込んでるですぅ」
「あーアレね私の設定資料の」
「あれは酷かったわ、だって主人公がいきなり全てを自覚してて」
ぐふぅ!
「展開も早回しで背景感が皆無で」
がはぁ!
「いきなり大技出して「やっつけましたー」とか読者舐めとんのか?って感じだったしね」
ごふぅ!
「あれれ?おーい小萌ちゃーん生きているかーい?」
「せ 先輩本当に容赦ないですね」
「そりゃ"私の"設定から書かれたら遠慮なくツッコめるわ」
「部長としてはどうダメだったかも教える機会だったしね」
「うちの学校活動は最低限の作品さえ出せば生徒任せだったりする分各々の価値観でバチバチだったりね」
「そもそも作者は書き直しからが勝負だったりするのも良く聞くよぉー」
「せ 戦場だ文字の戦場だったんだここは」
「良い経験だったねぇ」
「でも悪い事を悪いと認識出来るのは偉い!」
「これが出来ないと流石に誰も直せないからなぁ」
「自信喪失です」
「全く大きいのか小さいのかハッキリしたまえワトソンくん」
「小萌です」
「あんまり色々言い過ぎるのは良くないけどアドバイスぐらいはしましょうか」
「人って3より大きい数字を認識するのに労力がますみたいなのよね?」
「えっと3ですか?」
「そうそう情報の質によるけど段階的にどんな風に文章を並べるか、そこが問題なのよ」
「数字で言えば3つぐらいが丁度良い情報を出し方かもね」
「なるほど、確かに私は一気に全部出そうと書いてかも知れません」
「気付かないものですね?」
「そうなのよぉー読み直すと絶望するのはあるあるよマジで」
「そうだ!なら情報量が3つぐらいの良い設定を見せ上げよう」
「慣らすなら良い練習になるんじゃないかなぁ」
そう言って片隅にある資料っぽい束から
1枚目の原稿を渡されました
てかあの隅の紙束って全部先輩の?
『女装男と男装女』
喫茶店で女装男と男装女が会話する物語
週1でお互いに着せたい服を来てデートする時もある
またお互いの体型が自分のファションセンスに合ってて
お互いに羨ましくある
男の方は筋肉質で健康の為に鍛えてるが可愛い服が好きなのが悩みどころ
女の方は華奢な体型で少しでも強く見せたいのが悩みどころ
お互いファションセンスを理解し合ってて
街ではちょっとした有名人ではある
お互い30過ぎたら結婚も考えてる物語
わあ わあわあわあ!
これ好きぃ
こう言った日常系無限に見てられる
雑食系読者としての感がこれは当たりだと思っちゃった
でも
でも何故!設定だけ!
ああ悔やまれる
「どう?参考になった?」
「先輩!書きましょう!続き!」
「い や」
「何故ですかぁー勿体ない」
「だって私の趣味じゃないのよねぇーアイディアだけよ本当」
「んで書いてみる?大山小萌さん」
挑戦的視線と笑みがそこにありました
こんな表情をドラマや漫画以外で見るは始めてかも知れません
「シンプルなものもチャレンジしてみると面白いかもよ」
そう言ってクシシと笑う先輩は
そう言うキャラクターの様に映りました




