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5.

 ホームレスや労働者、なんらかの事情で社会復帰できない人達の坩堝(るつぼ)。ここ「あいりん地区」では、藤木の配下である者達が、紗綾を血眼(ちまなこ)になって探しまわっていた。


 そしてもう二人、血相を変えて紗綾を探している者達がいた。


 段ボールハウスで目を覚ました恵介と、一時(いっとき)だが車ごと拉致されていた恵介の上司のような存在のタクだ。


 不運にも偶然を装った事故に遭ったタクは、その後執拗な尋問(じんもん)を受けていた。


 早く答えを出したかった藤木の配下の者達は、まわりくどい言い方はせずにストレートに、当たりくじの在処(ありか)をタクに尋ねた。


 当然、なんのことだかさっぱりわからなかったタク。恵介の時と同様、刃物を突きつけられた。しかし、いくら脅されようとも、ありのままにしか話せないタク。脅しに耐えながら男達の会話を汲み取った。

 どうやら恵介と先程逃げた女が共同で購入した宝くじが高額当選したことを知ったのだ。


 その当たりくじを、自分を拉致した男達が必死になって探していることも。

 そう確信したのだ。彼らが、なぜそれを探しているのかはわからないが…


 身の潔白が証明された啓介は(のち)に解放され、ことの真意を確かめようと駆け足で、あいりん地区に向かった。タクは、啓介か紗綾をなんとしてでも見つけ出そうとしていたのだ。

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