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それを聞いた男達の動きに拍車がかかる。すでに、鼻息を荒くした一人の男がニッカポッカの腰に巻いてあるベルトを緩めだす。
「ぅっ……う……ん…」
紗綾は残りの力を振り絞り、男の胸あたりをおもいっきり蹴飛ばすが、すぐに足をガバッと開かせれ覆い被された。
「どうせ、飛田から逃げてきたねぇーちゃんやろうが。生娘とちゃうんやから、ちょっとぐらいかまへんやろ。なっ? ほらっ、大人しくしとったら、おっちゃんが優しぃしたるやんけ! のぉ!」
男がそう言うと、ニッカポッカをずり落とし、ブリーフのパンツもずらした。
そうして、紗綾の股間に不浄なものを押しあてようとする。
しかし、その時だった。
「キャアアア──!! おまわりさん! 強姦よ! 女の子が襲われてる!! はやく助けてあげて!」
悲鳴とも思える甲高い声だった。紗綾に覆い被さった男が後ろを振り向くと、一人の女性が大声で叫んでいた。
厚着の服の上にビニールの雨合羽を羽織ったホームレス風の老婆だった。
男達は、その声を聞くなり警察が近くにいてるのだと思い込み、すぐさま蜘蛛の子を散らすように逃げ出した。
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