表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
38/312

ブタ野郎とゲス野郎の狭間

「ありがとうございます。シャワーを浴びさ…」


 風呂から出てきた紗綾は、意に反して恵介に礼を言うが、テーブルの上に置かれたものを見て、急に言葉を詰まらせた。


「おまえ、腹へってんねんやろ? それと、これ沈痛消炎剤が入ってる湿布な」


 テーブルの上には、缶に入ったスープとヨーグルト、サンドイッチや菓子パン、紙パックに入ったカフェオーレ、それに湿布薬が置かれていた。


「……」


「急に胃にものを入れたら身体に悪いから、先にヨーグルトから食べたらええわ」


 なぜか恵介が一瞬だけだが仏のように見えた。が、惠介の行動を素直に呑み込めず、紗綾はあいまいに首をかしげた。


(どうして、こいつがこんなことするの? 相手を気づかうなんてこと下心がない限りしたことがないのに……そうかっ! またなんか企んでるな。こいつがなんの見返りもなしに、人に優しくするはずがないし。──うぅ~でも、スープとサンドイッチは喉から手がでるほど魅力的)


「紗綾、こっちに座って食べろよ。湿布も俺が貼ってやるから」


「はい。ありがとうございます。では、お言葉に甘えさせていただきます」


 紗綾が恵介の向かい側に座り、スプーンに手を伸ばした。すると、恵介がヨーグルトをさっと引き離した。


(やっぱり…)


「紗綾、悪いけど食べる前に先にこれを書いてくれるか?」

お読みいただき、ありがとうございます。 少しでも面白いと思っていただけましたら、ブックマークや評価をぜひお願いします。 評価はこのページの下側にある【☆☆☆☆☆】をタップすればできます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ