秘密の隠し場所
「責任って!? あんたね、何度も言うけどあの宝くじは、あんたがわたしに手切れ金として渡したもんでしょーに! だから、なんであんたに責任取れって言われなきゃなんないのよ!」
「そんなことは知らん。俺はただ、お前にあの宝くじを預かっといてくれって言うただけや。ふっ、どうせ録音してたスマホも盗まれたんやろ? 今さら、どうやって証明するつもりや? ぉお!」
語尾を強めた恵介は勝ち誇ったように紗綾をねめつけた。
「でも、昨日来た警察官に録音の内容を聞かせたわよね」
「アホ! 警察は民事不介入や言うてたやろ!」
「……」
「おまえ、この期に及んで、まだそんな往生際の悪いことを言うんやな。よし、わかった。それならさっきの万引きの件、通報してもええんやぞ」
「わ、わかったわよ。──で、私にどうしろと言うのよ?」
「そうやな、とりあえず今後、俺には絶対服従をしてもらう」
「………」
「先ずは手始めに、俺の足を舐めろ」
「いやよ! なんでそんなことしなきゃならないのよ!」
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