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「はい、高槻さんには….」


 紗綾が言いはじめたとたん、高槻が紗綾の言葉を封じるようにして口を出した。


「紗綾ちゃん、ちょっと待った! もうみんな高槻さんとか、ゴリ男とかゴリラモンスターとかゴリのおじさんって言うけど、ここらでわしのファーストネームを統一してくれへんか?」


「じゃあ、ゴリのおじさん、どんな呼び方がいいの?」


 どうでも良さげにアンナが訊ねた。


「せやな、ゴリさんでどうや?」


「わかったわよ、ゴリさん。じゃあそれでいきましょう」


「はい、私も了解しました。それじゃあ、ゴリさん言いますね。えっと、あの辺りは交通の便がかなり悪いので、最寄りの駅からタクシーを出せるようにして欲しいのと、海外からと日本のお客様のために関空と伊丹空港、それと難波駅と大阪駅から新大阪駅、京都駅を繋ぐシャトルバスを走らせて欲しいんです」


「オオォォ~、それはかなり大がかりやな。せやけど、ワシはそんな立ち上げなんかしたことないしの」


「それなら善三さんが協力してくれますから、大丈夫です。ねえ、善三?」


「あぁ、けど、わしもあんまり交通関係の仕事はしたことあれへんから誰か詳しいもんにでも聞きもってやっていくしかあらへんな。まあ慎太郎、一緒に頑張っていこかいの」


「よっしゃよっしゃ、それやったら、ワシも一肌脱ごか」

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