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 その時だった。高速道路の園部インター出口から1台の軽自動車が、キュルキュルキュルルル~~と耳障りな音をだしながら降りてきた。おそらくファンベルトが切れる前兆なのだろう。その上、車のスピーカーから大音量のラップを撒き散らしている。


 車を運転しているのは、茶髪にロン毛の若い男。俗にいうチャラ男だ。片膝を立てタバコを咥えながら面倒くさそうに片手でハンドルを回している。


 その軽自動車が駐車場に入ると、端の方にある大型トラックや観光バス専用の駐車スペースに車を停めた。


 そうしてからチャラ男は、スマホを取り出し買い手にメールを送る。


 スマホを気にしていた紗綾はすぐさま反応し、駐車場の真ん中らへんにいていることを伝えた。


 その返信に目を通したチャラ男は軽自動車をゆっくりと中央へ動かした。


 そのような時、歩道橋の上で立っている1人の男がイヤホンマイクでヒソヒソと会話をしていた。


「ボス、あの娘ですわ。男の格好をしてますが、目も、目の形も目と目の間も鼻の下の長さも耳の形もすべて合致してますわ」

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