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 ここは、南丹市園部町にある新光悦村(しんこうえつむら)。京都縦貫高速道路、園部インター降りてすぐのところに位置する道の駅。まもなく営業時間は終わろうとしている。広い駐車場には人もまばら車も数えれるほどしか停まっていない。


 犯人と思わしき出品者との約束の時間は午後6時。その30分前に紗綾達が現れた。駐車場の真ん中らへんに高槻がタクシーを駐車する。


 まだ、犯人らしき人物は来ていないようだ。シルバーのセダンに乗っている刑事達も、出入り口付近の駐車スペースに車を停め、いつでも飛び出せるようにスタンバイしている。


 この一時間ほど前、タクが運転する車が道の駅の道路脇に車を停めていた。少し離れていたため、誰も彼らの存在には気づいていない。


 それにこのとき、レーシング仕様の2人乗り大型バイクがツーリング客を装い二輪車特有の腹の底まで振動する低音をバリバリと響かせながら入ってきた。彼らは野外にあるトイレ近くのバイク置き場に停車させると、バイクの後部座席に乗っていた若い男が、いつでも走れるように待ち構えた。タクの手下、すこぶる足の早い男だ。


 そしてあと2人、バードウォッチングをするような格好をしている男達がいた。広い駐車場を見渡せる歩道橋の上で、コードレスのイヤホンマイクを耳にあてた中年男が望遠レンズを装着したカメラのファインダーを覗きこんでいたのだ。


 その男に気づいた惠介達は警戒モードに入った。警察をかなり気にしていたのもあって、その男と覆面の警察車両に気づくと、車ごと近くの工場の影へと隠れた。そうして、紗綾達が警察と離れた時を虎視眈々と狙っていた。


 広い駐車場内では、紗綾達と刑事達の緊張が高まっている。紗綾がスマホの時計に目を落とすと、時刻は5時58分。

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