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(もおう、ほんとうにどうしよう…一文無しのすっからかんになってしまったわ。身分証明書の再発行もいくらかはかかるだろうし…もうこうなったら風俗で働くしかないのかな……あぁ、でも、それだけはしたくないなぁー。──はあ~どうでもいいけど、お腹空いたなぁー)


 深いため息と共にそんなことを考えていた紗綾。三日間ほとんど何も口に入れていない。とりあえず空腹を満たそうと四条河原町にある百貨店のデパ地下に行こうとする。というのも、そこには試食コーナーがあるかもだから。運が良ければ食べ物にありつける。それほどお腹が空いていたのだ。


 だが、デパ地下に着くと自分の考えが甘かったことを痛感する。とてもお腹が満たされる量にはほど遠かった。試食できたのは、半分に切られた抹茶のチョコレートをはさんだランドグシャと、小さなかぶらのお漬物をつまようじで突き刺したものだけだった。


 これでは余計にお腹が空くというもの。紗綾はしぶしぶ百貨店を後にする。


(来るんじゃなかった。とにかく歩けば余計にお腹が減るわ。ほんとうにどうしょう….)


 この時、恵介が少し離れて紗綾のあとをつけていた。紗綾の動向が気になったのだ。


(もしかしたら当たりくじをどこかに隠しているかも知れない。さっきの刑事は俺を犯人扱いするだけで当たりくじが盗まれたとも盗まれていなかったとも教えてくれなかった。紗綾のことだ、おそらくどこかに隠しているはず。絶対に当たりくじの在処(ありか)を突き止めてやる)

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